気付いた ページ22
丸「それ言うたら章ちゃんも大概ボーボーやんなぁ。」
「そぉ?」
丸「あんな中でよぉ楽しそうに弾きはるわー、アンタぁ。」
大「誰やねん!爆」
「えー、やってお客さんがめっちゃノッてくれてんやもん。テンション上がるやろー♪」
渋「ええノリしてくれてたな、確かに。」
「渋やんのボーカルが 他 圧倒してたもん。あんな歌聴かされてノらない客もギタリストもおらんてー♪」
村「おぉ、確かに次のバンドのギターの奴が控えながらエアギターしとったわ。」
丸「さすが僕のすばる!!」
渋「いや、俺、お前のギターとハモりにノせられてんで?」
「ホンマ!?」
渋「おん。めっちゃボルテージ上げて来よったわーって思った。」グビ
横「二人のハモ、マジでエグいで?」
錦「俺も負けたない思って声張るけど、伸びが全然ちゃう!こんままやと枯れて後半歌えへん思って諦めたもん。笑」
「亮にはりょーの味があんねん♪めっちゃカッコ良かったでぇ♪」
錦「えっ、あっ、ありがと//」クシクシ
大「ホンマヤスは歌割りもよう考えてるよなぁ。二人の声の使い分け上手いなー思って感心してもーたわ。」
村「ヤス。俺もスタンバイできてるからな。」
横「そこ割って入るん!?」
大「ホンマにボーボーや!爆」
「三つ編みできるて!爆」
渋「アフロやアフロ!子門真人や!」
そのあと、調子づいたマルの"およげたいやきくん"の替え歌が気持ちええくらいスベって、皆で腹抱えて爆笑した。
手叩いて爆笑する渋やんの指先には、
おれとおんなじ虹が描かれていた。
そこで、気づいた。
Aさん、今日のライブにおらんかった。
・
カラン
「こんにちはー」
大「ちわーっす」
『っ、あぁ、ヤスくんっ。大倉くんっ』
翌日。
どおしても気になったおれは、おーくらを昼飯に誘って。
"近く来たから寄ってみた"のテイで、店に顔を出した。
今、二人きりも 渋やんと三人も、気まずいから。
「しぶやんは?」
『んー、来てないねえ。』
「ゆるいなぁ、店長やのに。笑」
『まぁいつも暇だから、居なきゃ困ることもないけどね。笑』
大「大体この店構えがアカンわ。入りづらいもん。笑」
大「ほんでドア開けたらあの店長やろ。ちっさいくせに強面やし、耳にえげつない空洞空いとるし。笑。」
『確かに!笑』
「アレすごいなー、とうとう完成したなぁ」
『すごいよね、向こう側見えるもんね。』
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がくたん(プロフ) - 幸さん» そんなリアルエピソードも含め、やっぱり私にとっては特別な作品です。こんな妄想の言ってしまえば都合のいい拙い話なのに、読んで下さった方の背中に手を添えられているならこんなに嬉しい事はないです。こちらこそ本当に嬉しかったです、ありがとうございました! (2020年1月17日 6時) (レス) id: bb2764f922 (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - 幸さん» でも書き終えた直後に現実のヤスくんがアップした自撮り写真。そこに数年ぶりにトラガスが光っていて。何とも言えない運命みたいなものを勝手に感じて心がぎゅーっとなりました。そここらの彼の変革は皆さんご存知の通りですね(笑) (2020年1月17日 6時) (レス) id: bb2764f922 (このIDを非表示/違反報告)
がくたん(プロフ) - 幸さん» 幸さん!こちらにも来てくださったんですね!ありがとうございます!何だかこそばゆくなるぐらいの熱い感想をいただいて恐縮しております。この作品は本当に自分の気持ちの整理の為にかなり攻めて書いた作品で、書いてる最中の心の葛藤もとても大きい作品でした。 (2020年1月17日 6時) (レス) id: bb2764f922 (このIDを非表示/違反報告)
幸 - がくたんさんの文才は、本当に素晴らしいものだと思います。あなたの作品に、何度も心が救われました。私の、宝物として。ずっと胸に刻んで、覚えておきます。私もがくたんさんのように、誰かの一生の思い出になるような、そんな何かを残せる人になります。ありがとう。 (2020年1月17日 0時) (レス) id: 295a9fdbac (このIDを非表示/違反報告)
幸 - もう、なんか…すごいです。こんなに感銘を受けた小説、初めてです。上辺だけの物語じゃなくて、そこにある人間らしさ、葛藤、全てにきちんと意味がある話で。奥が深く、一度では脳内で処理できず、4回読んでしまいました。生命力が深く感じられた作品でした。 (2020年1月17日 0時) (レス) id: 295a9fdbac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:がくたん | 作成日時:2018年7月19日 8時