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83話 ページ3

索敵陣形。

午後は個人的にハンジさんに座学を教えて貰っていた。大きく使い込まれたであろう紙に、馬に乗り壁外に出る時の陣形が描かれている。


「──という感じで、本作戦は極力巨人と戦わないようにしてるんだ。粗方分かったかな?」

「はい。……あの、この戦略で行く場合、自分はどこに配置されるんでしょうか」


「Aは、えーっと、ここだ」


指を刺されたところは陣形の中心部だ。補給物資の前の列になる。


「ここは2番目に安全な位置だよ、君は駐屯兵団からの要請で参加するからね。何かあると憲兵団本部から色々煩いんだ」

「なるほど…」


いや、でも矛盾してないか?
エルヴィン団長は僕の巨人を倒す技術を見込んで参加要請をしてきた筈だ。もちろん巨人と戦わせるつもりで…だと思ってたけど。
やっぱり相変わらずエルヴィン団長の考えてる事は分からない。



僕の座学も、調査兵団の訓練もいつもよりはやく終わり。自由時間になる。
僕は昼に義兄から貰った出生の記録を持って、リチェとロイドのもとに行った。

2人を自分の部屋に呼び、ベッドの淵に3人並んで座る。


「これにAの出生が書いてあるの?」

「うん、まだ僕も見てないんだ。2人と一緒に見たくて」

「じゃあ早く見ようぜ」


茶色の封筒の口を切り、丁寧に開ける。中には2枚ほどの紙が入っていた。

1枚目には、自分がプライス家の血を引いていること。そして、その家柄がどういう立場で、どれ程の権力を持っているのか。

ある程度自分は知っていたので、2人が顔を寄せて読んでいるのを眺めていた。
2人は真剣に読んでいるし、時折「マジか」「んー」やらとボソボソと呟いている。


「ふぅ、何かこういうのって緊張するな」


読み終えたロイドが服の中の熱を逃がす様に襟をぱたぱたと仰いでいた。


「Aはファミリーネームをプライスにするの? 」

「ううん、このままにする。今更名前変えるのも違和感あるし、気に入ってるから」

「そっか!」


リチェは嬉しそうに頷いた。

そしてもう一枚、これは僕も知らなかった事が書かれていた。
誕生した年と月日、生まれた場所、その後どうなったのか。どういう経由で地下街に行ったのか。

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たこ。 - すごい面白く好きな作品だったので更新停止になられてとても悲しいです...。いつか、いつか帰ってこられる時はまた楽しみにしています。 (8月31日 12時) (レス) id: 68cbcb5eb4 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - やし野さん» またいつか、あなたの作品を読めることを心から願っています。お疲れ様でした。また会う日までさようなら (7月23日 21時) (レス) id: fcbbbbde90 (このIDを非表示/違反報告)
やし野(プロフ) - まりんさん» しかし、こちらとしても突然の事過ぎてこれ以上物語を書き続けられる気持ちにはなれませんでした。ご理解のほど宜しくお願いします。まりんさん、今まで読んでくださりありがとうございました。 (7月23日 21時) (レス) id: 3f26a78505 (このIDを非表示/違反報告)
やし野(プロフ) - まりんさん» コメントありがとうござます。そして更新停止になってしまい、申し訳ありません。占ツクの仕様は理解してます、ひとつの端末から1票しか入れられなくもないシステムになってます。私も絶対に嫌がらせだ、と断定してるわけではありませんし、そう思いたくはありません。 (7月23日 21時) (レス) id: 3f26a78505 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - とても好きな作品だったので突然の更新停止、というか更新停止にとてもショックを受けました。とても残念です。 (7月23日 20時) (レス) id: fcbbbbde90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やし野 | 作成日時:2018年7月11日 21時

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