占いツクール
検索窓
今日:235 hit、昨日:173 hit、合計:59,177 hit

24回目。 ページ24

.






「?緑谷くん」

「はっ、はい!?」

「手、どうかした?」


手?と思いながら自分の手元に目を向ければ、
あろうことか、無意識にAさんの腕を握っていた。

一気に頬から熱が湧き上がる。


「ごっごめんね!?」

「う、ううん、大丈夫だけど…」


お互い顔を真っ赤にして距離を置いた。

朝から何やってるんだ…!と自分の頬を叩く。


「そ、それじゃ、教室ついたから。」

「えあっ、うん!また!」

「だから、緑谷くんキョドりすぎだってば」


いつもの笑顔が一番だよ、

Aさんはそう笑いながら僕の頬を優しく抓った。

また一気に熱が上がる。

やっぱり、彼女の笑顔は好きだなぁ、と考える。
彼女の笑顔を脳裏に焼き付けて、C組を去った。







..







「あいつの笑顔、なんか出てると思わねぇか」

「なんか出てる!?」


教室に向かう最中、轟くんが真顔で問いかけた。

体育祭以降なんだか丸くなった彼とは、ちょくちょく話す仲になった。
僕が驚いた顔で彼を見れば、涼しい表情で淡々と呟いた。


「出てるっつか…パワー与えてるっつか」

「あぁ、見たら元気になるよね」

「それだ」


轟くんも、Aさんとの関わりがあったのか、と今になって知った。
しかもちょっと親しげ。

柄にもないが、少し羨ましいと思った。


「なんか好きだ、Aの笑顔」

「へ!?す、」

「?どうした」

「え、いや、」


笑顔が、でしょ。何を勘違いしそうになってる。

でももし、轟くんがAさんを好きになってしまったらもう勝ち目はないんじゃないか、という不安もある。


「轟くん」


でも、簡単に渡したくない、という意志もある。
彼がAさんに対してそんな気持ちを持っているのかはわからないけど。


「僕の、だよ」

「?何がだ?」

「なんでもない!」


教室入ろう!と促すと、轟くんはわけがわかっていない顔をしていた。

でも僕は、なんだか言い切った気分だった。


ヒーローを目指して、
オールマイトに出会って、

一つの行事を積んで僕は、何かが変わった気がする。





.




.

25回目。→←23回目。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (289 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
820人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

三条つかさ(プロフ) - わわ!!久しぶりの更新凄く嬉しいです!!ご自分のペースで、これからも頑張ってください!! (7月16日 0時) (レス) id: 7ed1c475b4 (このIDを非表示/違反報告)
三香美あっぽー(プロフ) - こんなにものすごくドキドキ&キュンキュンする小説に初めて出会いました。更新頑張ってください!応援してます (6月24日 10時) (レス) id: e6931b9a32 (このIDを非表示/違反報告)
ひなポン - 最高です。ありがとうございます。最新頑張ってください。めっちゃめちゃ期待してます! (6月16日 8時) (レス) id: 1cc1b8057e (このIDを非表示/違反報告)
ほこりくん(プロフ) - ああもうだめです好きですありがとうございます。デクはもともと好きでしたがさらに好きになりました。更新待ってます!!!! (4月2日 22時) (レス) id: a558f985dc (このIDを非表示/違反報告)
水翠(プロフ) - 初めまして!この作品、とてもおもしろくてきゅんきゅんして大好きです!!コメントのレスは、一つ一つのコメントの一番最後の部分に(レス)って書いてあると思います!(コメントされた日付とかが書いてあるとこの近く)そこを押せば出来ますよ!これからも応援してます! (1月12日 9時) (レス) id: 063fb754ef (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:八尋 | 作成日時:2017年10月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。