黒獣と血染め舞台の少女

到着 ページ9

夢主side


芥「・・・い、・・・きろ」



ん・・・？



芥「・・・おい、起きろ・・・」




『ん・・・っ？！す、すみませんっ///』



目が覚めると芥川さんの腕の中だった。



男の人に抱きかかえられて寝たことないからすっごく恥ずかしくなった。




芥「・・・別に良い。それより着いたから降りるぞ。」




『はっはい///』




・・・芥川さんって大人だなぁ。




動揺している場合じゃない・・・



油断してたらいけない




もし私が何かやらかしたら・・・





また・・・一人になる・・・




それは嫌だ。



車を降りてしばらく歩いて扉の前に着いた


中「あ、来たな？もう大丈夫か？」


扉の前には中原さんがいた。



『っあ、はい、すみません・・・』



中「そうか。ならいい。」



うわあ・・・



やっぱり皆大人なんだぁ



しっかり自分以外のことを考えている・・・



あの孤児院の先生より大人だ。


そんなことを考えていると中原さんに声をかけられた。




中「それより、お前・・・」




『は、はい・・・？』



私が返事すると中原さんは私の耳元で


中「顔赤いぞ？」


といってニヤっと笑った。


『〜っ！？』



あわわわ・・・



中原さんって・・・意地悪だ！



中「ふっｗお前初々しい反応するなァｗほらいくぞ」



『は、はい・・・』



あれ？もしかして・・・




私が不安がってたから気を紛らわせようとして？





今は、不安がそんなにない。



あの不安がうそみたいだ。




マフィアって・・・こんな感じなの？

扉の先の光景→←車内の会話

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