雨が嫌いな太陽

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____ｶﾗﾝｺﾛﾝ

久しぶりのこの音でさえも私には愛おしく感じる。

『ナオミさんこんにち…は……今日誰かの誕生日なんですか？こんなに人いますけど…』

ﾅ｢お！A！いらっしゃい、てかイメチェンした？こいつらはちげーよ笑 なんでか最近よくうちの店来るんだ｣

『これウィッグです笑 そうなんですか！いやー、美人さん沢山でいいですね〜』

ﾅ｢ありがとさん笑 ほら！座って｣


とすごい頭の人の隣に案内される
案の定すごい顔して見られる


そんな珍しい人種なの？私って。

いやウィッグはつけてるけどさ…
学ラン来てるけどさ…


んまいいいや

『ん？そういえばコブラとヤマトさんは？』

｢｢ﾌﾞﾌｫｯｯｯ｣｣


『え、何？！？！』


何故かみんなで吹き出す始末


｢今なんて言った？！？！｣

『コブラとヤマトさんって言いましたけど？』

｢お前、コブラのなんや｣

『弟分？』

｢なのに呼び捨て？！｣

『はい笑』

｢高校生なのに?!｣

『そう…ですね笑』

｢村山でも呼び捨てはしねぇぞ…｣

『あ、僕は呼び捨てにしてって言われたのでしてるd… ｢｢ﾌﾞﾌｫｯｯｯｯｯｯ？！？！？！｣｣ え、何なの？！』

ﾅ｢おめえら汚ねえよ！！｣

｢何もんだよお前…しかもイケメンだし…｣


私は…なんなんだろう…？
てかイケメンは嬉しいなっ！！！


『鬼邪高校の生徒です…？』

｢｢｢｢はぁぁぁぁぁぁ？！？！｣｣｣｣

『さっきからなんなんですかぁぁぁ？！？！』

ほんとになんなんだよ！

落ち着く暇もないのか！！！


ﾅ｢おいA鬼邪高行ってんのか…｣

『え？はい…』

ﾅ｢あ、でもそうか…あんたは大丈夫か｣

『はい…笑』


何故か納得して落ち着いたナオミさん

止まっていた手をまた動かし始めた。


｢お前、そんなヒョロヒョロなのにすごいな…｣

『そうですかね？』


てかこの人たち誰？？？？

私この人達のこと知らないんだけど…


ﾅ｢あ、そうだコブラたちは用事あるって言って出かけたから今日は来ないよ｣

『そうですかー、なんか服届けたいって言われてたんですけど…』

ﾅ｢あー！それね！明日楽しみにしときな｣

『なんでです？』

ﾅ｢まぁまぁ笑｣


何この笑み……

ちょー可愛いんだけど。


やっぱナオミさんしか勝たんよなぁァ


ﾅ｢そうだ！A何食べたい？｣

『オムライス食べたいです！』

ﾅ｢やっぱAの好みは変わってないな笑｣

『えー？もう大人ですよ笑』

ﾅ｢そうだなぁ…大人になったよなぁ…｣

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