Melt in YourSea19 三部作番外編

やさぐれる　your ページ27

A「なにが禁忌の愛だ、、バーカ、、」

　ってアナウンサーにあるまじき発言だとしても言ってやりたい。。

　今日、、どこかの番組で観たドンヘの練習風景。。

　少し髪が伸びて、、痩せて、、なんか色気も増加していて、、

　シヘ映画の時にも近いんだけどもっと優雅になっていたドン へ。。

　dh『僕が演じるのは禁忌の愛なのですが、、』

　癖、、唇をなでながらあの水分の多い瞳で語る姿。。

　だいたいこの北京語だっていけない。。

　あの甘い声がただでさえ高貴に聞こえて、、

　高級茶葉のような香りがしそう。。

　もうたまらなくてヨジャとのからみまで観れなかった。。

　携帯が鳴った。。

　mh「Aヌナ、、食事でもしようか、、」

　ミノ、、私に相談してもアフリカ行けないって言っているのに、、

　なんとか方法を探している。。

　シェンのためなら渡航制限されているような国だって

　かまわず行こうとするところがすごいって思う。。

　同じアジアの上海でさえ、、私は行かないのに。。

　A「ミアネ、、今日は一人で飲みたいんだ。。」

　mh「ウェー(なんで)？」

　A「TVでドン ヘシ観ちゃったから、、今フラストレーションの塊なの。。

　私に押し倒されたくなかったら、、当分逃げた方がいいよ、、」

　mh「マジで？」

　ここで真剣に聞いてしまうところがさすがミノだ。。

　安心して、、ミノとミミは私が唯一二人でお酒が飲める2TOPだよ。。

　mh「心配だな。。一人で飲んで、、ヌナ、、誘惑されたらどうするの？」

　A「されないよ。。こんなキノコな女…いつものところだからそんな目に会うこともないし、、」

　mh「アラッソ。。なんかあったら電話して、、」
　実はね、、仕事の帰りにバーで、、

　本読みながら少し飲んで帰宅っていうのは嫌いじゃないんだ。。

　ホテルの会員制バーは芸能人が来ても騒ぐ人いないし、、

　最初はビールを頼んで、、

　チャン ミンから借りた本を開く。。

　こういう時、、恋愛モノはむなしくなるだけだから、、

　小難しいくらいのサスペンスがちょうどいい。。

　結構集中して読んで、、

　2杯目のグラスワインを半分くらい飲んだ時だった。。

　隣にドサッと座る質量を感じたけど、、

　私はお話の山場に夢中だった。。

　うわーすごい展開、、

　ワインワイン、、って思ったら、、

　ワインがない。。

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