やっぱり観覧車側でした。 ページ10
なんて、つい数分までそう考えていたけれど…
『…皆、何処に行く？』
「Aおねーさーん！お願い！」
…専ら子供が好きな私は、結局子供のお願いには弱いのだ。
『高明さん、皆について行っては駄目ですかね？』
「我々が同伴であれば、あの少女や白眉の少年も許してくれるでしょう。」
優しく笑った彼に、そうですね。と零しながら歩美ちゃん達と手を繋いで観覧車に乗り込んだ。
その際、私はボイスレコーダーを起動させる。
その一連の行動を…
高明さんも見逃してはいない。
―――――――
『高明さん、もし彼女が何かを思い出す仕草があれば…メモをお願い出来ますか？』
私は彼女の行動を�犁�憶�瓩靴泙后�
「専売特許ですので任せてください…」
小声で皆には聞こえないように会話をしつつ、私達は行動する。
観覧車に乗ってすぐ、私の携帯がなったけれど(サイレントモード)ボイスレコーダーを起動している為出る事は敵わない。
直ぐに私から光彦君の携帯に連絡がいったらしいが、光彦君も出る気は無いみたいだ。
「お姉さんは、なにかスポーツをやっていたのかも知れませんね？」
「え？」
「じゃなかったら、あんな風に元太君を助けられませんよ！」
「そうかも！だってお姉さん、スタイル良いもん！」
ね！Aお姉さん、高明お兄さんもそう思うでしょ？
『…そうかもね、案外スポーツ選手だったりして？』
「的外れではなさそうですね…」
なんて、お互いに当たり障りのない会話をする。
そして噴水のカラーを見た彼女に�牋枴儉瓩�あった…
噴水のライトが中心部に来たその瞬間…―――
頭を押さえて彼女が倒れ込んだのだ。
焦る子供達に、まず江戸川君に連絡を入れなさいと光彦君に告げ、高明さんがキュラソー…彼女の言葉をメモにおさめ、私は彼女の容態を見つつ救急車を要請する。
観覧車を降り、医務室のお医者様に詳しい容態を引き継ぎし、彼女のレントゲン等の話を全て医者から聞いておいた。
その間、みわちゃんや高木さんが駆け付けて驚かれたのは久々の反応である…
『うん…(デジャヴよね？)』
春のイージス艦のアレを思い出したのは仕方がない。
またデート中に遭遇している訳ですし…？
「記憶を失っているのは、頭部への強い衝撃が原因とみて、まず間違いないのですが…――」
話すお医者様の手前、内容を聞きながらベルモットさんが傍に居る事に、勿論気付いて居ましたよ？
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明里香(プロフ) - 敏腕ハッカーは実はFBIでしたの話、誤字がありました。「良くぼえている」ではなく、「良くおぼえている」です。 (2020年10月12日 23時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 夢主おめでとう！！ いよいよ、キツツキの話しになりましたね。続き頑張って下さい (2020年7月20日 16時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
0 - いつも見させて貰ってます！遂におめでたまで来ちゃいましたね！ (2020年7月19日 21時) (レス) id: 1a69c27b8d (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - いっやぁー！おめでた！！ (2020年7月19日 14時) (レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
咲羅 - 続編おめでとうございます！遂にVまで来ましたね！高明さんの出番が多くて嬉しいです…！！これからも応援し続けます！無理のない範囲で更新頑張って下さい！コメント失礼しました。 (2020年7月5日 9時) (レス) id: 48e957b094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：喜怒哀楽は見切り発車
| 作成日時：2020年7月4日 15時
