Story fiftytwo. ページ3
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ｹｲﾄ「おっ、やってんねぇー、今どんな感じー？」
ケーキ作りとドーナツ作りが一段落した所で、けーくんが厨房へ入ってきた。
ﾄﾚｲ「ケイト…ペンキの買い出しに行ってたんじゃなかったのか？」
ｹｲﾄ「それはオレくんがやってくれてるから、本物のオレはトレイくんの様子を見に来てあげたの！」
ﾄﾚｲ「俺は大丈夫だよ、Aもいるし」
『もしかしてけーくんも一緒にケーキ作る？』
ｹｲﾄ「あー、オレはケーキの心配してるんじゃなくて…」
そう言うと、けーくんはトレイ先輩の横にササッと移動し、何やらコソコソと話し始めた。
けーくんがトレイ先輩から離れようとすると、トレイ先輩はけーくんの腕をグッと掴んだ。
ﾄﾚｲ「ケイト…そういう話は部屋に帰ってからにしろ」
ｹｲﾄ「えー？」
そう言うと、チラッと私の方を見て、またトレイ先輩の方を見たけーくん。
ｹｲﾄ「まぁ、トレイくんの好きなようにやりなよっ！オレはいつでもトレイくんを応援してるからさ！」
バシッとトレイ先輩の背中を叩き、厨房の出入口へと歩いていった。
ｹｲﾄ「じゃあねー2人とも！フォトジェニックなケーキ、期待してるよー」
バタン、とドアが閉まり、部屋は一気に静まり返った。
ﾄﾚｲ「…じゃあ、そろそろドーナツを揚げてくか」
『ウス』
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ｹｲﾄ《Aちゃんと2人っきりで、大丈夫なの？》
さっきケイトにそう聞かれたとき、Aにどタイプです。と言われた時と同じくらいに心臓がうるさくなった。
Aに初めてあった日の夜、全く眠れなくて、寝相を何度も変えた。
ケイトはもしかしたらあの時から気付いていたのかもしれない。
ｹｲﾄ《その「思ってたけど言わない」っての良くないと思うな〜、オレ。》
それ、俺だけに言えることじゃないと思うぞ、ケイト。
俺だって、ケイトのAに対する気持ちに気付いてる。
仕返しだ、と言って、俺が気付いてることをケイトに言ったら、アイツはどんな反応をするだろうか。
少しだけ、楽しみになってきた。
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『トレイ先輩生きてますかー？どこ見てるんですかー？けーくん恋しくなっちゃったんですかー？分かります。あの人、一緒にいると楽しいですよね』
ﾄﾚｲ「そうだな、楽しみだ」
『え、何の話』
ﾄﾚｲ「え、あ？何の話だ？」
『はて、何の話でしょう…？とりあえず、ドーナツ揚げ終わったんで片付けます？』
ﾄﾚｲ「そうだな」
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楠(プロフ) - 更新嬉しいです、！受験大変だと思いますが頑張ってください！、応援してます (9月6日 17時) (
レス) @page15 id: b119702f9a (このIDを非表示/違反報告)
岐阜ﾀﾞｧｲﾁｭｷ - うわぁぁぁ！更新待ってます！！ (2023年4月17日 0時) (レス) @page13 id: 7fe6f6ee48 (このIDを非表示/違反報告)
カラス(プロフ) - 無理しない程度にがんばってくださいね(^^)投稿待ってまーす(*^^*) (2022年12月27日 9時) (レス) @page13 id: f369b2a01d (このIDを非表示/違反報告)
Rio - レオ監になってほしい (2022年10月8日 12時) (レス) @page12 id: 181d81e87e (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！ 無理しない程度に頑張ってください！ 投稿待ってます！(●︎´▽︎`●︎) (2022年7月17日 15時) (レス) @page12 id: 50f3e04b49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yama. | 作成日時：2021年3月3日 17時
