Story eight. ページ9
｢……｣
その場に、永遠とも思えた沈黙が訪れた。
ｴｰｽ｢ぷっ｣
その沈黙を破ったのはエースで、お腹を抱えて必死に笑いを堪えている。
ｴｰｽ｢お、おま…どっ、どタイプって…何言ってんだよ、トレイ先輩困ってるじゃん！ﾋｲ｣
エースはヒィヒィ言いながら膝から崩れ落ち、そのままうずくまって小刻みに震えながら笑い始めた。
『いや、だって、一目見た瞬間から私の心臓にグサって来たんだもん！』
ｹｲﾄ｢素直なのはいい事だけど、トレイくん困っちゃってるし、マジで…まぁ、面白かっ…たけど、ぷっ｣
ﾃﾞｭｰｽ｢ダイヤモンド先輩も笑ってるじゃないですか！｣
デュースがそう叫んだ時、タイミングが良いのか悪いのか、校舎内に予鈴が鳴り響いた。
ﾘﾄﾞﾙ｢楽しく喋っているところすまないが、ボクは次、魔法薬学の授業だから、失礼するよ｣
リドル先輩が歩き出すと、トレイ先輩もけーくんを脇に抱えて後をついて行ってしまった
『あっ、そうだ、トレイ先輩！今度料理教えてくれませんか！？』
歩いていくトレイ先輩の背中に向けて叫んだが、振り返って困ったように笑うだけだった。
.
ｴｰｽ｢お前、振られたんじゃね？｣
『エース、今日昼食奢りね。あと勘違いして欲しくないんだけど、あれはLoveじゃなくて、Likeだから！』
同じLでも全く違うからね！皆も覚えておこう！
ﾕｳ｢Aさん…｣
その声が聞こえた時、私の左側から何か黒いオーラを感じた(遺言)。
『はっ…！ママ、もしかしておこ？』
ﾕｳ｢…ふっさすがにあれは自分も笑っちゃいますよ！｣
ユウくんの笑顔にホッとしたのも束の間、
ﾕｳ｢でも、次は時と場所と場合を考えましょうね｣
私の感じた黒いオーラは勘違いではなかったようだ
.
一方その頃
ｹｲﾄ｢あははっ見物だったなぁ、んで、トレイくんはAちゃんのこと、どう思う？｣
ﾄﾚｲ｢…｣
ｹｲﾄ｢えっ！トレイくんマジ照れ？！珍しっ写メ撮っちゃお｣
ﾄﾚｲ｢やめろケイト…参ったな頭がパンクしそうだ…ケイト、悪いがリリアに授業を休むと伝えてくれないか？｣
ｹｲﾄ｢えっそんな重症！？うわ、顔真っ赤！｣
ﾄﾚｲ｢顔の熱がどうしても冷めないんだ、保健室で冷やしてくるよ｣
ｹｲﾄ｢トレイくんっそれ…あー行っちゃった｣
ﾘﾄﾞﾙ｢…トレイは熱中症かい？｣
ｹｲﾄ｢多分恋だと思うなぁ。トレイくんの初恋、応援してあげよっか！｣
ﾘﾄﾞﾙ｢…そうだね｣
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ru-#i - こんなに面白くてどタイプな作品初めて出会いました！！！！これから愛読させて頂きますでゅふでゅふ (12月7日 16時) (
レス) @page21 id: 8a862655c3 (このIDを非表示/違反報告)
yama.(プロフ) - 紫さん» ちゃんと腹筋蘇生させてくださいね（汗)夢主の性格好きと言っていただいて嬉しいです！！これからも更新頑張ります！！ (2021年3月4日 17時) (レス) id: b4f97515ba (このIDを非表示/違反報告)
紫(プロフ) - ほんともう、なんですか！？この面白い作品は！！読んでたら、腹筋が10回お亡くなりました。これからも面 おもしろ可笑しく更新してください！！あと、夢主の性格好き！！ (2021年2月28日 14時) (レス) id: 35b7070d14 (このIDを非表示/違反報告)
yama.(プロフ) - ぴのさん» 神作品だなんて言ってくださり、ありがとうございます！嬉しい限りです！！これからも頑張ります！ (2021年2月16日 23時) (レス) id: b4f97515ba (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - めちゃくちゃ神作品見つけてしまった！！！めちゃくちゃ好きです！！ (2021年2月16日 22時) (レス) id: 4f1da1a6d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yama. x他1人 | 作成日時：2020年11月15日 14時
