No.49※ ページ10
龍貴サイド
龍貴「その人に何をしている?」
すると2人の男は此方を見ていった｡
侍1「見ての通りこのお方を壊して仕舞おうかと｡」
侍2「かなりイヤらしい"雌豚"ですよ｡何せ刀の柄をここに突っ込まれてひぃひぃ喜んで泣いているんですから｡」
しかし巨漢に組敷かれている隊長は喜びと言うよりむしろ､羞恥と屈辱で泣いているように見える｡
龍貴「その人から離れでください｡さもなくば命はないと思ってください｡」
なぜか無意識にその台詞が出た｡
侍1「嫌ですよ｡古高の恨みを晴らしたいのですから｡ここで見ていたいです｡」
侍2「俺も我慢ならないので｡」
2人は一向に退こうとしない｡
龍貴「それは､殺してもいい｡そう言うことですね?」
その言葉で僕の纏う空気が変わった事に気付く2人｡
しかし､体制を整え刀を抜く隙も与えられずに地に2つの首が落ちる｡
龍貴「聞こえないでしょうが舐めては困りますよ｡」
2つの首に声をかけ隊長に寄る｡
龍貴「隊長｡大丈夫･･･では無さそうですね｡」
と言うと､ヒシッと抱きついてきた｡
結人「龍貴ぃ･･･龍貴ぃ･･･お願いがあるの」
龍貴「何でしょう?」
紅くなった頬と上目使いでジッと僕を見つめて隊長は言った｡
結人「して?中が疼くの｡」
龍貴「は?･･･(理解)///////っ/////!!」
こう言うときってかわいい顔をしてとんでもないことを言うものなんですか?
結人「龍貴ぃ･･･ダメぇ?」
そんなかわいいこといったら理性が飛んじゃうよ｡
だけど僕は頑張っていった｡
龍貴「･･･隊長の願いなら///｡」
例え短い間しかそばにいなくても僕は貴女に命さえもかけて見せましょう｡
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作者名：さすらいの作者 | 作成日時：2017年11月22日 15時
