No.41 ページ2
久し振りの休暇が出たので山に戻ることにした。
浩太様や早苗様にお会いしたいし、山の空気を吸いたいからだ。
天野「もうすぐ着きますよ。結人様、ご準備なさってください。」
天野が丁寧に声をかけてくれた。
いつも大変なのになぁ。
結人「ありがとう。いつも助かるでござるよ。」
天野「いえ、当然のことをしているまでです。」
天野は心底浩太様に心酔しているようで浩太様や浩太様によく似ている私に尽くしてくれる。
心酔しているのは兵藤も同じようだが、態度が全く違うのがイライラする。
そんなこんな考えているうちに山につく。
館に向かっているとき怯える男の子の声と野太い男の声が聞こえた。
室伏「何事だ?」
兵藤「全くよぉ、俺達の久し振りの帰還だって言うのに問題が起きちゃってるよ。」
室伏と兵藤も気付いたようで。
結人「行くでござるよ。」
兵藤「えぇー…行くんすかぁ?」
兵藤は怠いと言わんばかりに文句を言う。
結人「兵藤、今は拙者達のみ故良いが他の者がいたらどう思うか。」
そう言うと身を理解したらしく。
兵藤「はぁ・・・。解りましたよ、行きましょ行きましょ。彼方ですねー声のした方はー。」
渋々と言った体ではあるが今はこれで良いとしよう。
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作者名:さすらいの作者 | 作成日時:2017年11月22日 15時