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No.22 ページ26

それから数刻後。

近藤「話はわかった。お主ら山賊の方々もこの国を守りたいと、そういうわけだな?」

室伏「如何にも。しかし、我々は孤児や浪人等で構成された"山賊"。決していい目は向けられまい。」

兵藤「しかし、我ら山賊を率いる佐々木宮次郎様が言うにはどうしても見つけ、守りたい者達がいるとのこと。」

天野「宮次郎様の為に我々の新撰組加入を認めてもらえないでしょうか。」

桜川「お願い致します。」

腹心の部下たちが言い募る。

近藤「しかし、だな。上の許可をとらねばならない。それまでは・・・。」

結人(A)「為らぬ。今すぐに拙者達を新撰組の一員とせよ。」

土方「てめぇ、さっきから聞いてりゃぁ・・・!」

近藤「トシ!」

土方が怒るがすぐに近藤が止めに入る。

土方「だがよ、近藤さん。こんな得たいも知れねぇ山賊を仲間にするなんて俺はできねえ。」

確かに彼の言う通りかもしれない。
私はどれだけ足掻こうが所詮山賊。
仲間になんかなれない。
でも、やらなきゃいけないことがある。

結人「では、こうしよう。拙者達はこの5人で真剣勝負を挑む。お主らはこの館にいる全員の中からもっとも強い5名を選出しろ。」

2人「はぁ?」

土方「何いってるんだ。俺らにそんな暇はない。」

結人「まぁ、聞け。拙者達が全員負ければトシ殿の言うことを聞こう。しかし拙者達が全員勝てば入れてもらおう。」

私は言いたいことを全て言った。
近藤の答えはこうだった。

近藤「・・・あぁ、解った。のってやる。」

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作者名:さすらいの作者 x他1人 | 作成日時:2017年2月12日 22時

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