無個性だった彼の双子の妹【ヒロアカ】【文豪ストレイドッグス】

11話 ページ13

あの一件以来、私へのいじめは無くなった
まぁ、だからなんだって言われたらなんでもないけど

「ねぇねぇ、緑谷さん次の移動教室一緒に行かない？」

貴「誘いは嬉しいけど大丈夫、気にしないで」

「うん、じゃあ先に行ってるね」

別に気にしなくて良いのにいつも誘ってくる
今まで見て見ぬふりをしてたんだから
これからもほっといてくれていいのに



あぁ、ごめんさない。嫌とかではないの
でもね？やっぱり多少の嫌悪感があるから
ちょっと、って線引いちゃうんだよね

貴「はぁ、つまんない」ﾎﾞｿ

先「進路指導始めるぞーみんな真剣に聞けよ」

眠い.....ヤバい.........落ちる

先「良いか！今言ったことを気をつけるんだぞ？」

あぁビックリしたー
急に大声出さないでよ先生

担任「緑谷Aー後で進路指導室来いよー」

ゲッ、寝てたのバレたかな？




ｺﾝｺﾝ ｶﾞﾗｶﾞﾗ
貴「失礼します。緑谷です」

担任「おぉ緑谷！まぁ座れ！」

担任はニコニコしながら私にそういった
机を挟んで向かいに座ると担任が話をしだした

担任「緑谷、お前に雄英から推薦が来てるぞ！」

貴「そうですか」

担任「なんだ？あんまり嬉しそうじゃないな？」

貴「先生、推薦断ってください。私は一般入試で行きます」

担任「!! そうか、分かった」

推薦ね、惜しい気がするけど推薦で行ったら
勝己と同じじゃなくなる
スタート位置が同じだからこそ意味があるのに

＊＊＊放課後＊＊＊

勝「おい！A！」

貴「ん、今行くごめんね、少しまって」

勝「おう、焦んなくていいぞ」

今日の推薦の話を聞いてからずっと頭の中で
考えてて何もしてない。
勝己に謝り急いで帰る用意をする

貴「よし、待たせてごめんね？帰ろ」

勝「別に気にしてねぇよ」

勝己には推薦の件話しておいた方がいいよね？
断ったとはいえあった
ていう事実は知らせた方が良い..よね？

貴「ねぇ勝己、今日の朝のニュース見た？」

勝「オールマイトのやつかよ」

貴「そうそう、この間も思ったけど凄いよね？」

勝「確かにすげぇよ、だが！俺はオールマイトをも越える！良いな!?」

貴「うん、ついて行くよ。」


貴「勝己」

勝「なんだ？」

貴「あのね、今日雄英から推薦が来てるって言われた」

勝「!! で？どうすんだよ」

貴「断ったよ、一般入試じゃなきゃ意味が無いもんスタート位置は一緒」

勝「よく分かってんじゃねぇかよ」






まぁね、だって幼かった私には勝己が1番で全てだったから

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