(38)潜入開始 ページ42
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『え…何で銀ちゃん何時もの格好なの…？』
数日後、ドレスに着替えて集合した私は肩を落とした。
「銀は外から包囲する班なのd『何でよ！ドレス来てよ銀ちゃん!!』
とりあえず車に乗るよう広津さんに言われたので渋々乗り込んだ。
フリージアのカチューシャを着け直して車体の揺れに身を委ねる。
『…もう今日何のために頑張ればいいのか判らない。厭だ…話が違う…』
「お願いだから任務遂行の為に頑張ってくださいよ…」
立原がボヤいたがそんな事知らない←
「着きました」
そうこうしているうちに車は大きなビルの前に停まった。随分
こういう如何にも高級感溢れてるの苦手なんだけどなー…
まァ仕事だからちゃんとするけどさ。
『じゃあ入りますか…銀ちゃん、包囲よろしくね』
無言で頷く銀ちゃん。
『此処からマフィアという事は勿論、氏名すらも他言するな。私は中也みたいに優しくないから…容赦なく見捨てるよ』
じゃあ、行こっか。と中へ入る。
「Aさんて…読めねェな…」
「それこそ、今まで中原さん達と張り合ってきた所以だろうな」
「成程な…」
立原と広津さんが入ってこないので待っていると、早速誰かに話し掛けられた。
綺麗なタキシードを着た少し幼いな顔立ちの男。
「良ければエスコートしますよ」
『ええ、喜んで』
どうせ此処に屯す奴らは全員地獄行きだ。
誰に近づこうと不利は無いし、愛想良くしていた方が有利だろう。
私は微笑み乍其の手を取った。
「此方です」
扉が開いて進んだ先は、無数のシャンデリアが光る舞踏会の様な光景。
…矢っ張り
「お一つどうぞ？」
『あら、ありがとう』
渡されたのはスノードロップ。
『まだ会って3分よ？私、何か気に障る事したかしら』
「いいえ？単なる一目惚れですよ」
スノードロップの花言葉は『希望』『慰め』。
贈り物にする場合＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「一目見て思ったンだ、貴女は黒だって」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿あなたの死を望みます。
『私も好かないわ、貴方みたいなロマンチストは』
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ヤマダノオロチ(プロフ) - ありがとうございます！目指せシックスパックです← 更新頑張ります！ (2016年8月7日 19時) (
レス) id: b2832ff97e (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - 『氏ね』の一言を遠回しに言ってる、その内容で爆笑して腹筋が痛いです(これで割れるかな←) 訳：面白いです。これからも頑張ってください。 (2016年8月7日 17時) (レス) id: b2f7131e28 (このIDを非表示/違反報告)
ヤマダノオロチ(プロフ) - 雪凛 さん» はじめまして！コメントありがとうございます。共感してくださって嬉しいです(笑)頑張ります！ (2016年6月9日 17時) (レス) id: b2832ff97e (このIDを非表示/違反報告)
雪凛 - はじめまして！中也いいですよねぇ！かっこいいですよねぇ！もう、いろいろやばい…←とてもおもしろいです！これからも、頑張ってください！ (2016年6月9日 16時) (レス) id: ca0edcb47b (このIDを非表示/違反報告)
ヤマダノオロチ(プロフ) - わたがしちゃんさん» 同士様ですか…！ありがとうございます。頑張ります！ (2016年6月5日 22時) (レス) id: b2832ff97e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマダノオロチ | 作成日時：2016年6月1日 0時
