Memories (ページ38)

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Aside

夏休みも終盤になってきた頃。

なんか今日、しんどい…

体が少しだるかったけど、
勉強しないといけないし
先生もいるから学校へ向かう。

阿「おはよう～」

「おはようございます」

阿「昨日の続きからやろっか。
わからなかったところある？」

「あっ、ここの問題で…家でやった時
この数式がわからなくて…」

阿「これ結構むずいからね。
でも受験の時テストは必ず出ると思うから
絶対わかった方がいい」

「はい…」

阿「なんか顔色悪くない？しんどい？」

「ちょっと…でも大丈夫です」

阿「熱かな？」

そう言って先生が私のおでこに手を当てる。

急だったからドキドキしてしまう。

阿「熱いな…保健室行こっか」

「いや、大丈夫です」

阿「でもちょっと休んだ方がいいよ」

「でも…」

阿「どうした？」

頭がボーッとして
自分が何を言いたいのかも分からない。

阿「大丈夫か？！」

体に力が入らなくなるのがわかる。
そのまま先生に支えられて、
なんとか座っている状態だった。

「すみません…」

阿「家まで送る、立てる？」

「はい…」

立とうと思ってもすぐ力が抜けて
倒れてしまう。

先生に体を預けて支えてもらいながら
助手席に乗る。