ポケモンのいる世界から大海賊時代の世界へ (ページ25)

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23話ページ25

そんなロジャー海賊団に身を置いて2，3年という月日が過ぎた。
フタバもルカリオはまだまだ未知なる体験をする。

「「「「「空島だぁーーー！！」」」」」

ルカリオ「主！主！！見てください、あそこにココナッツジュースが飲めますよ！！」
「これが………･空島。カメラでも持ってきたら良かった。」
ルカリオ「凄くでかい！このような大きさの金塊見たことないです！！」
「うん！そうだね、ルカリオ！！」

世界は広い。フタバは元の世界で知っていたとはいえ、夢にまで見た空島に来られて、更には本物の金塊の鐘に見られて感動する。ルカリオも予想をはるかに超える場所に興奮している。

空島の次は造船の街、ウォーターセブン。

ト「たっはっは！………久しぶりだな！！おめーら！」
ロ「トム！会いたかったぜ！！」

ルカリオ「主！あそこに魚人がいます！！」
「あれがトムさんね……･ロジャーさんの船を作った人物(そして海列車を作る人)」

海賊船だからか、造船所の島の外れには廃船所にて盛り上がるロジャー海賊団の船員達。
フタバは遠くからトムを見れて嬉しいようだ。意外にも先に声をかけてきたのは、トム本人だった。

ト「お！お前さんが【フタバと魔獣ルカリオ】だな！噂はかねがね聞いておるぞ！悪魔の実じゃない技を使うとな。本当なのか？」
ルカリオ「主をバカにするな！」
「影分身。」
ト「フタバが増えた？！……･ッ！スゲぇ奴を仲間にしたんだな！ロジャー！！」
ロ「そうだろう、トム！俺の自慢の仲間だ！！」
「嘘を言っては駄目ですよ、ロジャーさん。私達はただの居候けん、賞金稼ぎですので。」
ルカリオ「俺と我が主は、ただ勝手に乗っているだけですので。」
ト「何だそりゃ？たっはっは！」

どこが笑う壺なのか、軽いやり取りでも涙を浮かべながら笑い転げているトムさん。それに釣られて笑うフタバとルカリオ。
ふと彼女が遠くにいたおでんさんを見つけると、彼は幼き頃のフランキーに話しかけていた。
本当なら彼女も話しかけたいのだが、邪魔はしてはいけないと思い、その代わりに彼女は幼き頃のアイスバーグさんに頼み事をした。

「こんにちは………･貴方はアイスバーグさんで合っていますか？」
ア「……‥そうだけど、アンタらも海賊の仲間なのか？」
ルカリオ「俺と主は、ただの旅人だ。」
ア「ふーん………･そんで旅人のアンタらが俺に何の用だ？」
「貴方に私達の船を依頼したくて。」
ア「！！」