【w.r.w.r.d!】過保護過ぎてしんどいです、まる【家族パロ】

正座は長時間させるものでは無い ページ31

「……で？」

『す、すみませんでした……』






絶賛正座中、時刻は24時をとっくに過ぎました
反省中です、足の感覚はもうない

足が痛い痺れている
何度か訴えたが足を崩すことは許されない
なんでよ




寝室からこっそりこちらを見ている鬱
可哀想に……と言う表情をしているが、暇なら助けてくれ





「グルさんどうする？反省しとるけど」

「酒の飲みすぎて男の家に行くってお前流石に危機感無さすぎやろ？あん？」

『ぐっ……でも、ち…チーノは「またそれか？」くっ、今回は私が戦犯です！！！お迎え来させて大変申し訳ありませんでした！！！！』

「……はぁ…A、そこやないよ」





珍しくトントンまで怒っていて顔が見れない
家で怒ると怖いのはこの2人だ

その2人を怒らせるともうどうにもならん

因みにエミ兄が怒っても効果音は「ぷんぷん」だから怖くない



癒しだわ






「…おいコラ、今別の事考えとるやろ、反省してへんなお前」

「……A、俺らが怒っとんのはな」

「口で言うより行動でやった方がええか」

『へ…？って、うわ…！？ちょ……っ』







トントンの言葉をグルッペンが遮ったと思いきや

急に近づいてきたグルッペンは私の前に腰を下ろし
パシリと腕を掴みそのまま押し倒された


胃の中のアルコールが揺れて軽く気持ち悪い
吐きそうとまではいかないが
そんな事よりも痺れた足が痛い
叫びたい気持ちを抑え、ゆっくりと目を開いた




目の前のサラサラとした黄土色の髪の毛が私の顔を擽り
その隙間から見える赤い色の目が私のことを見下ろす
突然すぎる出来事に、私の頭の中は整理が出来ないまま大混乱をしていて




……いや、あの…私たち兄妹ですよね？

ヒーローは遅れて登場する→←訪問する時はインターホンを鳴らしましょう

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