【w.r.w.r.d!】過保護過ぎてしんどいです、まる【家族パロ】

ツンツンがデレデレに変わる時、世界はバラ色になる ページ21

静かで大人しいショッピ
いつもなら「イヤや」の一点張りだが今日は甘々だ

心臓が痛い



抱っこはまだギリギリできる歳
私の腰よ、活躍する時だ



ゆっくり立ち上がってリビングに向かうとトントンが「あー…もしかして？」と苦笑しショッピのおでこを触った



確認しなくてもこの熱のこもり方は風邪だろう






『グルッペン、お水』

「ん」

「ショッピくん、夜ご飯あんま食べへんかったよな？お腹すいてない？」

「うん…」

「ショッピくん平気？大丈夫？」

「なんや！ショッピ風邪ひいたんか！！」

「え、ほんま？大丈夫？」

「薬持ってきたで……ってゾム何してん」

「……俺、ショッピくん辛そうなのに揺らしてもうたから…ごめんなさい」






ゾロゾロとみんなが様子を見に来る中、ゾムは部屋の隅っこで蹲りこちらも半泣き

反省してるのが分かればいい、ゾムを手招きして呼んで頭を軽く撫でた






『ゾムはお兄さんだね』

「……でも、でもな俺」

『心配してたんだよね、そんな謝んなくていいんだよ』

「…ゾムさん、また熱下がったら、遊びましょう」

「うん…！」








あー！！！私の弟可愛いー！！！




叫びたい気持ちを抑えてショッピとゾムが指切りげんまんをしているのを満面の笑みで眺める





仕事の疲れなんてもうない
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