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何もかもお見通しだという視線に、嫌な予感がして
後ろに下がろうとしたが、グルッペンがそれを阻止した
彼の考えが全く分からない
「何故逃げようとする？」
『……逃げようだなんて』
「…泣きそうな顔をしているな」
『っ』
「Aさんは…」
「グルッペン、さん」
「……なんだ？」
エーミールが私とグルッペンの間に入ってくる
不機嫌そうな顔をするグルッペン
それを承知で、エーミールは口を開いた
エーミールにも、迷惑を掛けている
グルッペンに口出しなど滅多にしないはずなのに
私を、気遣ってくれているエーミールに心臓が痛くなる
「……こんな寒い中それも夜遅くに、女の子と立ち話なんて、風邪を引かせてしまいますよ…お話がしたいのなら、また学校でしたら…どうでしょうか？」
「…そうか、まぁ……そうだな」
「Aちゃんも…あぁ、家まで送ります……グルッペンさんは先に戻っておいて下さい」
『いや、でも「女の子をこんな時間まで1人で歩かせる程、私も優しくはないですよ」……』
「俺も行きたいゾ」
エーミールの一言にグルッペンは落ち着くが、私の家まで行きたいと言い始め
エーミールは押しに負けそうになる
「流石にそれは……」と言いつつも私に助けを求める視線が痛い
私に出来ること
私にしか出来ないこと
『ぐ、グルッペン、さん 』
「？」
『……また、学校で…お話しましょう、紅茶と甘いお菓子でも食べながら』
「………だが」
「と、いうことですし！グルッペンさんは先にオスマンさんの家へ！！」
『ちょ、エーミール！？』
「走って下さい……！」
「っ、---…？」
逃げるかのようにエーミールは私の手を取り走り出した
後ろに振り返ると、グルッペンはこちらを向いていて
流石に表情は見えなかったが、今確かに
名前を呼ばれた気がした
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きー - お願いなんですが例えばグルさんがしゃべる時 gr「〜〜〜〜」みたいにその人の名前(？)を入れてほしいです。できればでよろしいのでお願いします (2020年3月18日 14時) (
レス) id: bd690c3b0a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんひな - 続きを読むたびにドキドキしてワクワクしてます！早くgrさんが思い出してくれないかなって思ってます。更新楽しみに待ってますね！ (2020年1月13日 15時) (レス) id: 894f831fc0 (このIDを非表示/違反報告)
水晶 - 続きが気になり過ぎて、読み終わるごとに発狂してます、grさんはどういう形で思い出すのか、本当に楽しみです！更新頑張って下さい！ (2020年1月13日 14時) (レス) id: 62648964a0 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 虎徹さん» ありがとうございます〜！彼等に幸せを見せてあげられるよう頑張ります……！これからもよろしくお願いします！ (2020年1月11日 17時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - せりんこ。さん» コメントありがとうございます！これからgrさんもmnちゃんも活躍していくので、暖かくみまもってあげていてください〜！ (2020年1月11日 17時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
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