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空気が冷える気がした
私の隣で卯月が黙る
シャオロンも少し焦った様子だったが、彼女は顔を上げて
「信じてもらえるかはわからないけど」と真剣な顔で口を開いた
「あの日は、あの城に花を届けに行ったの…A宛ての花籠だった」
『私？』
「詳しい事情は私も知らない、でも……電話の声の主は名前も言わなかったし、自分の住所も言わずに切った…多分声は男だったと思う……」
「届けに来て、花を置いたとして…逃げて行ったのはなんでや」
『ちょ、トントン…』
「Aは黙ってくれ、俺は…その真実が知りたい」
トントンの目は、冷静で
怒りはない
ただ、卯月をしっかり捉えていて
卯月もその目を見てから、怖がる様子はなさそうだった
「…………炎が見えたの、慌ててAを探した」
「…待ってや、あの日出火したっていう連絡くれたのは……」
「私」
ロボロの声に卯月が頷く
炎を見つけて、ロボロに連絡をしたのは卯月
私宛に届いた花を私は見ていない
誰が私宛に……
「…ちゃんと言うから、そんな人を殺すような目で見ないでくれる？」
卯月の呆れた声に、トントンは謝り
彼女は静かな空気の中、再び口を開いた
「あの日、朝早くから店に電話がかかってきて…花籠を頼まれたの、時間指定はなくてA宛てだったからサプライズかと思ってAにも内緒で宛先場所へ向かった」
「城内に入って、インターホンを押そうとした時…黒い煙が見えたの…その奥に赤い炎が見えて、早く言わなきゃって焦ったのを今でも覚えてる……連絡をして、ふと視線を移した先…インターホンの下に……スノードロップの、花束が……置いてあったの」
「……その、花言葉は」
「あなたの死を、望みます」
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きー - お願いなんですが例えばグルさんがしゃべる時 gr「〜〜〜〜」みたいにその人の名前(？)を入れてほしいです。できればでよろしいのでお願いします (2020年3月18日 14時) (
レス) id: bd690c3b0a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんひな - 続きを読むたびにドキドキしてワクワクしてます！早くgrさんが思い出してくれないかなって思ってます。更新楽しみに待ってますね！ (2020年1月13日 15時) (レス) id: 894f831fc0 (このIDを非表示/違反報告)
水晶 - 続きが気になり過ぎて、読み終わるごとに発狂してます、grさんはどういう形で思い出すのか、本当に楽しみです！更新頑張って下さい！ (2020年1月13日 14時) (レス) id: 62648964a0 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 虎徹さん» ありがとうございます〜！彼等に幸せを見せてあげられるよう頑張ります……！これからもよろしくお願いします！ (2020年1月11日 17時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - せりんこ。さん» コメントありがとうございます！これからgrさんもmnちゃんも活躍していくので、暖かくみまもってあげていてください〜！ (2020年1月11日 17時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
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