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だからとはいえ、私達に彼に何か仕掛けることはできない
『もしそれが気のせいだった時を考えるとさ、やっぱり手出しはできないかな』
「……せやな」
「俺達でいけばいんじゃない？」
『どうするのエーミールが暴れたら…多分意味わからんくらいナイフ出てきそう』
「まだ待つしかないのかー」
ロボロがお味噌汁を飲みながらガッカリしている
そろそろテスト期間にも入るし、多分そう考えると図書室に行く機会は減るような気がするが
話によると図書室は生徒達の溜まり場になるようで
会えなくなるのはあれだが仕方ない
その後もだべりながら3人でご飯を食べ終えてお皿を洗う
21時前、ひとらんに御礼を言って家を出た
ロボロが生徒会の話を沢山してくれて、変わらない皆の馬鹿な話を聞いていると
ふと後ろから「ロボロ？」と声を掛けられ振り返った
「シャオロンや！珍しいなあ、お前がこんなところに」
「まぁ用があってな」
暗闇から出てきたのはシャオロンで、私達を見ると何やらニヤニヤしていたが、私の顔を見た途端彼は
「お前！」と指をさす
服装がジャージだから走っていたのか
確か野球部だったかな…と考えていたが
ロボロが、指さすやな！とシャオロンの手を下げさせ、思い付いたかのように私を紹介し始めた
「こいつAっていうんや」
『ちょっ…』
「ええやん別に」
「知っとるよ、卯月から聞いてんねん」
『え？』
シャオロンの口から卯月の名前が出てきて私も動きを止める
ロボロが誰や？と考えている間に私は、どんな関係で？と首を傾げた
「お前に教えてなんかええ事あるんか」
『…いや』
「なら言わんに決まっとるやろ、どうせお前もあいつのこと捨てるんや」
『…』
「お前相変わらず喧嘩腰やなー…安心しとき、Aはそんな事せんよ」
「何お前、好きなんこいつの事？ハハッ趣味悪」
「好きやで？だから何や」
「…へーへー…行くわじゃな」
ヒラヒラと手を振り彼は来た道と逆の道に進む
シャオロンの背中は寂しそうだった
やっぱりあいつ…と思っていると、ロボロが私の手を掴み笑顔で顔を覗いてきた
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りん - 私、この話読んでるときときどき泣いてました。そして100話！凄いですね (2020年3月11日 9時) (
レス) id: 2cbf0b2098 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - はちまるさん» 返信ありがとうございます。解釈があってるのか確認できて良かったです。作品大変面白かったです！更新楽しみにしてます (2019年12月24日 0時) (レス) id: d2182e9bad (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 茜さん» コメントありがとうございます、そうです。変換されてないとの報告を受けまして今修正しました、読みにくくて申し訳ありません……これからもよろしくお願いします (2019年12月23日 23時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - ゆうさん» 私事ですが占ツク初心者でして自身のミスであれば直したいのですが、(友人)(美女)等の表記につきましては、携帯の方では通常に表示されていると思うのですが明日以降も続くようであれば問い合わせをしたいと思っておりますので申し訳ありませんが暫くお待ち下さい (2019年11月26日 0時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 色んな所で名前変換されてないのはバグでしょうか？ (2019年11月25日 23時) (レス) id: d5b9dc2666 (このIDを非表示/違反報告)
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