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「……血は繋がってなくても、家族やろ」
「大切で、大好きな人を殺されて…………でもその人殺しはのうのうと生きてるわけやろ……？例え苦しんでいたとしても、生きてるわけやん」
「生きてるのなら…その苦しみだってどうにかなるやろ……でも、俺らは」
「もう、どうしようもない所まで突き落とされた…後悔しても遅いんよ」
「…俺は、お前になんもしてやれんかったから」
後悔しかないねん
兄さんの目から、涙が流れ
私はソファーから立ち上がり彼に飛び込んだ
しんぺい神が参ったように笑い、オスマンが心配そうに声を掛ける
初めて見た、兄さんの泣き顔
こんな風に、私が死んだ後みんなを泣かせてしまったのだろうか
『…ごめん』
「っ……」
私を受け止めた彼は「俺だけじゃない」と口を開く
抱き締める力は強くなるばかりで
タバコの匂いと、兄さんの匂いが私を包む
「ゾムも……ショッピも、トントンだって…出来る事なら殺したいと思ったはず」
『…っ』
「…Aを傷つける為やないんよ」
「それに…流石に、この世界じゃあ殺せないやろ」
しんぺい神の優しい声の後の腹黒い声
彼は私と兄さんの頭を撫でて
「仲良しでええな」と微笑んだ
あの日
私は殺された
それなら、毒殺でもよかったのでは
わざわざ刺殺にする理由はなんだ？
グルッペンに、見せる為だったのか
……暗殺目的は…本当に私だったのだろうか
『……』
「A……？」
顔を上げた先、兄さんの心配そうな顔が見えた
ごめん。
再度謝られ私は首を振る
彼らに人殺しなんてなって欲しくない
笑っていて欲しい
「って、ちょ……オスマン？大丈夫？？？」
良い雰囲気になる中、しんぺい神が横になっているオスマンに気が付き慌てて近寄った
彼の顔は赤い
『ま、マンちゃん！？』
「あかん〜頭痛いめぅ…Aだっこ」
「A騙されちゃあかんよ、あれは妖怪猫かぶり」
「うるさいわんわん」
「あん？」
「喧嘩せえへんの、ケツ出してもらうよ」
「「……」」
しんぺい神の一言により、2人は口を閉じる
それから兄さんが
「次こそは、守らせてな」
と私の頭を撫でた
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ﾏﾓﾙ - 小説タイトル｢414｣が抜けてますよー (2020年1月27日 10時) (
レス) id: b586f5dcc3 (このIDを非表示/違反報告)
ラテラル - 自分の靴の上にスノードロップがあったら普通に怖いですよね。読んでいたらこの花が出て来てビックリしました (2020年1月26日 22時) (レス) id: a6f89088d1 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮 - じっくりと読んできましたが最高です。泣ける場面もあって…終わってほしくない！と思ってしまいます笑応援しております。頑張ってください！ (2020年1月26日 20時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
キアラ(プロフ) - 続きが気になるぅぅ!もう毎日！楽しみにしてます！もう通知が来たらはっ！転生しました｡か？って思ってすぐ占いツクールに来てしまいます笑とても面白いのでラストスパート頑張って下さい！ (2020年1月26日 10時) (レス) id: 9f6d02a74a (このIDを非表示/違反報告)
ロア - 面白すぎて泣きそう色んな意味ですごいです！これからも楽しみにしてます！ (2020年1月20日 18時) (レス) id: 4d25c318a8 (このIDを非表示/違反報告)
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