反抗 ページ31
Aside
私はリヴァイの部屋にいた。
リヴァイの隣に座っている。
「ねぇリヴァイ。睡眠を1日に1、2時間しかとれないってどう思う？」
私の質問にリヴァイは眉をひそめた。
そこで私はハンジに話した話をした。
「お前、扱いが女王じゃねぇな」
いや、確かにね。
でも真っ向から言われると現実味が増しちゃう。
「そうなんだよ。私を操り人形か何かだと思ってるよ、あの人たちは。でも一週間は解放されるから」
ちゃんと寝てると思うと、嬉しい。
まぁ地下街にいた時は見張りだの何だので丸一日寝ていない時もあったけど。
「A、髪を耳にかけろ」
え？
私は何のことか分からずに言われた通りにした。
リヴァイは私の耳を見ている。
「お前、ピアスなんてつける奴だったか？」
あぁ、そのことか。
「そんなわけないでしょ？ただ反抗してるだけ。指輪つけてたらなんかぐちぐち言われたから反抗したかったの。ネックレスもつけてるよ？ブレスレットとアンクレットも」
私はリヴァイに見せた。
リヴァイは呆れたような同情しているような目で見てきた。
その時、ドアが開いた。
「やぁ、リヴァイとA。実は私、Aを迎えに行って出発するときに言われたんだよ。Aの面倒を見ろって。ちゃんと色々やれってさ」
私は部屋に入ってきたハンジを睨みつけた。
ハンジは私のピアノとバイオリンの楽譜を持っている。
「ねぇハンジ。そんなの後でもできるじゃん。それに大丈夫だよ。怒られるのは私だし、ムカついたら削ぐし」
それでもハンジは首を振って私の手を引いた。
リヴァイは私の反対の手を掴んだ。
「せっかく会えたのにもうだめなのか？」
そうだそうだ！
ハンジは申し訳なさそうな顔をしてる。
でも急に顔が明るくなった。
「じゃあリヴァイも来てよ。リヴァイが聞いてるっていうならAもやる気出るでしょ？」
は？
リヴァイはなぜか乗り気になってるし。
そこにヅラヴィンが来て私を引きずり出すのを手伝い出した。
私がしょうがなく着いて行くと、なぜかリヴァイ班プラスモブリットをハンジが誘ってしまった。
いや、この曲練習したことないし。
まぁ練習したことある曲を弾けばいいけど、流石に緊張するんだけど。
今までに聞かせたのって、うざい先生とヒストリアだけだし。
ていうか、バイオリンは私のだとして、なんでここにグランドピアノがあるわけ？
あぁ、嫌だなぁ。
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作者名：カシオペア | 作成日時：2017年9月16日 8時
