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さて、始業式も無事終わりましたしさっそく授業です。
今回の授業は一人で「かき揚げ」を作るようです。
「かき揚げ」は一般的な料理の様に見えますが、野菜、粉、卵、
他にも粉のつけ方、混ぜ方、揚げ方で味、匂い、等も色々変わります。
今回はかき揚げのみなので野菜の風味をたたせ、サクッと仕上げた方がいいですね。
かき揚げの主な材料になっている、ニンジン、たまねぎ、えびを使いましょう。
種類が多すぎても風味同士が喧嘩をしてしまうので。
サクッっと揚げるのにもコツがあります。
はじめに、卵と水のみで混ぜます。
その後、粉をふるいにかけながら卵と水を混ぜたものの中に入れます。
粉を混ぜるのですが、ホットケーキの様に混ぜるのではなく、少し玉が残るくらいが普通に揚げるよりもサクッとします。
さて、完成しました。
「お願いします。」
先生の前にお皿を出す。
「うん……うん！
歯ごたえもある、野菜の甘みもしっかりしている、おつゆにも合うわ！
貴女、野菜の選び方上手ね。
『A』をさしあげるわ！
それ以上をあげられないのが残念よ。」
「光栄です。」
私はニコリと微笑んで、お皿を片付ける。
さて、今日はもう終わったし、これからお世話になる極星寮に向かう。
お父さんの忠告で入寮試験で食材を使うらしい。
ちゃんと持っていく。
自転車も買っておいてよかった。
「お、なんだっけ、望月だっけ？お前もここか！」
極星寮に行くとツンツン君がいた。
「なあなあ、入寮試験あるのしってるか？」
「しっていますが……」
そう言うとツンツン君は笑い出した。
「いやーよかった！ここにある食材、俺がほとんど使っちまってよー。知ってるならよかったよ！」
「あ、なるほど。大丈夫です。食材も調味料も買っていますから。」
「そうか！何作るんだ？」
「野菜たっぷり春巻きです。」
「うまそー！俺も食べていいか？」
「いいですよ。」
その後、ツンツン君と少し話をして「ふみおさん」のところに行き、準備にとりかかった。
続く
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ヤマ(プロフ) - チョコレートさん» 返信遅くなり申し訳ありません。コメントは作者にとってとても励みになるのでうれしいです。 (2019年11月10日 8時) (
レス) id: 4234d4b084 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - 私がこのコメントを書いている時はまだ「いち」までしか出ていませんがとても面白い作品です！どんどん更新してください！応援してます！ (2019年10月19日 20時) (レス) id: dcdae6c8af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤマ | 作成日時：2019年10月14日 20時
