パーティ ページ9
「じゃあ改めて、乾杯ー!」
カナメの一言で、皆が一斉に声を上げる。
マステラは手にジュースの入ったグラスを持ったまま呆然としている。
「え…え?」
「な、何ね何ね…!?」
フレイアもわたわたしている。2人とも、訳の分からないままグラスを渡され店内の中心に立たされている。
「どーしたのっ!2人とも!」
「主役 全然チクチクしない」
「わっ…!あ、あの!これって…」
「何って歓迎パーティに決まってるよ〜!」
「「え!!?」」
所謂サプライズパーティだった。新メンバー2人の加入を祝って、チャックやマキナ、レイナが中心となって進めていたようだ。
「ふふ〜ビックリした?フレフレとマスマスに喜んで貰いたいな〜って思って皆と準備したんだよ〜!」
「ま、マキナさん…!ほんにあんがとございます…!」
「あ、ありがとうございます!」
「うんうん、どういたしまして♥」
「あ、マステラ!こっち来て貰える?フレイアも!」
向こうの方でカナメが呼ぶ。
「あ、はい!」「ほいな!」
「どう?2人とも楽しい?」
「はい、すごく楽しくて…ご飯も美味しくて」
「ぶっちゃごりごりです!」
「良かった!実はね、2人にちゃんと紹介しとかないといけない人達がいて」
「?」
カナメが目線を向けると、5人の人達がいた。
「!この人達は…」
「私達ワルキューレの護衛兼パフォーマー、デルタ小隊よ」
「お!カナメさん」
一人の男性がカナメに手を振る。
「アラド隊長!この2人が新入りの…」
「フレイア・ヴィオンとマステラ・ウルワーノですね、まァ、フレイアはハヤテやミラージュから話は聞いてます」
「うぇ!?ハヤテ!?」
フレイアがルンを少し光らせた。
「ちょ、隊長…!」
「何だ?ハヤテ、まずかったか?」
「いや…まずかないですけど…」
「ハヤテ!それよりも自己紹介です!」
「と、そうだった」
「俺はハヤテ・インメルマン。よろしくな!」
「私はミラージュ・ファリーナ・ジーナスです。よろしくお願いします。」
「マステラ・ウルワーノです、こちらこそよろしくお願いします。」
「よろしくお願いします!にひひ🎶」
「ってお前はもう知ってるだろ?」
「礼儀正しいというか、大人しいというか…何となくミラージュに似ている気がしますね、マステラは」
「そうですね…最初は尖っていたんですが…ふふ、その時はメッサー君に似てたかもしれないです」
「…」
「はは、成程」
「あ、そうだわ!2人に見せないといけないものがあるんだった!」
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作者名:ちゃまろ。 | 作成日時:2020年3月11日 0時