『こ、これが携帯電話！』「スマホな。」 ページ10
「来いよ緑谷少年。ここが君のヒーローアカデミアだ！」
この夢みたいな言葉を聞いたのが3日前。未だに信じられないけど僕は雄英に受かった。
「Aさんにも報告したいんだけどな･･･」
オールマイトは勿論もう知ってるけど、Aさんにはまだ伝える事が出来ていない。せっかく体術とか色々教えて貰ったのに･･･試験では使えなかったけど･･･
「海浜公園付近にいれば会えるかと思ったんだけど･･･」
もう夜だし、そんなにすぐ会えるわけないよなぁ
『少年よこんな時間にどうした？』
「うわぁぁってAさん！？」
『そうそうAさんだよ〜』
意外と簡単に会えてしまった！
「あの、その･･･ぼっ僕、雄英に受かりました！」
『うん、良かったね。』
「･･･あれ？」
あんまり驚かれないというか、反応薄い！？
「あの、驚かないんですか？」
『何だよ驚いて欲しいのか？あんなに頑張ったんだ受かるに決まってる。逆に落ちた方がビックリだよ。』
「！！」
信用されてたんだ･･･僕なら受かるって･･･
『頑張ったな。』
「･･･っはい！ありがとうございます！！」
『んじゃそろそろ帰るよ。早よ帰らないと煩い奴がいるから。』
「あ、あの！急いでるのにすみません、れっ連絡先を聞いてもいいですか？」
『あーっと･･･』
しまった、やっぱりプロヒーローってそんな簡単に連絡先とか教えちゃいけないのか！
「すみません、御迷惑なら全然大丈夫です！」
『いや、全然いいんだけどね･･･実は携帯電話持ってないんだ。』
「へ？」
『ただいま〜』
「遅かったな。」
『ごめんってすぐご飯作るから。』
あの後携帯電話を買うと出久君に言ってしまい、出久君の番号だけ教えて貰った。
『どうしたもんか･･･』
今更携帯電話買うのもな、なんか恥ずかしいし･･･そもそも契約とかよくわかんないし･･･
「あ、はいこれ。」
『なにこれ？』
「まぁ中身見てみろ。この先いると思って買っといた。」
この先いるもの？何だ？
『こっ、これは！けっ携帯電話！？』
「正式にはスマートフォンな。」
『なっどうしたんだこれ！？』
「この先必要になると思っただけだ。」
中味は黒いすまーとふぉんという物だった･･･消太、お前ってやつは･･･
『イケメンかよなんなんだよ！なんか腹立つありがとう！』
「はいはい、どういたしまして。壊すなよ。」
『ぜっ善処します。』
『さて、学校に登校しますか。』「早くないか？」『小説だからしょうがな痛い痛！』→←『激おこじゃん。』「うるせぇ。」
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作者名：ルキウゲロフォカレ | 作成日時：2017年9月29日 23時
