『さて、学校に登校しますか。』「早くないか？」『小説だからしょうがな痛い痛！』 ページ11
『･･･制服これで着方合ってるよな？』
包帯巻いて制服ってなんかハロウィン感あるな･･･
ピコン
『お、LINEだ。』
先日消太に頂いたスマホは絶賛活用されている。未だに使い方が分かっていない部分もあるが、結構便利という事は分かった。
(戸締り火の元を確認すること、遅刻しないこと。)
『分かったよお母さんっと、そろそろ出ないとな。』
さて、どんなクラスなのかな。つか担任は誰がもつんだろ？面倒じゃないのがいいな。隠れて煙草吸いたいし。
さて、満員電車という苦痛を乗り越え教室に着いた訳だけども･･･中々に個性的な子が多そうだ。
「あ！やっぱ受かってたんだな！！」
ん？誰だこの赤髪君･･･見た事あるような、ないような･･･
『えっと、失礼ですが何処かでお会いしましたか？』
あ、喋り方変なのは身バレ防ぐためだよ。出久君にも出来るだけバレたくないからね。
「俺、切島鋭児郎！ほら、入試の時喋った！」
『･･･あ！あの時の人だったんですね。あの時は止めてくれたのに忠告も聞かず、すみませんでした。』
自分で言うのもなんだけど、この話し方気持ち悪いわ。
「あん時かっこよかったぜ！漢らしかった！！」
『あはは、ありがとうございます。』
なんか複雑なんだけど･･･まぁいい子そうだしいいか。
『私は相沢Aといいます。宜しくお願いします。』
「宜しくな！」
相沢ってのはいわずもがな消太からパクった。偽名考えんの面倒だったし、苗字変えとけばバレることも無いだろう。
「あのっ！」
『ん？』
「入試の時は助けてくれてありがとうございました！」
あ、出久君じゃん。
「私も助けて貰った！本当にありがとう！」
んでこの子は･･･入試の時グロッキーだった子か。
『いやいや、私が助けたわけじゃないよ！私は救護所まで運んだだけだから･･･』
「それでも素晴らしい事じゃないか！」
えっと、ごめん君は知らないわ誰だ？
「失礼、俺は私立聡明中学校の飯田天哉だ。」
「私、麗日お茶子！」
「ぼっ僕は、緑谷出久、です！」
出久君噛み噛みだけど大丈夫かな？
『私は相沢Aです。よろし「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。」ん？』
「ほぁ？」
このダルい感じの声ってまさか･･･
「ここはヒーロー科だぞ。」ヂュッ
(((なんかいるぅぅっ！？)))
「はい静かになるまで8秒かかりました。時間は有限君達は合理性に欠くね。」
この合理主義間違いない･･･
『担任の先生、皆はもう分かったよね？』→←『こ、これが携帯電話！』「スマホな。」
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作者名：ルキウゲロフォカレ | 作成日時：2017年9月29日 23時
