何100年も生きてるんだからこんな性格になっても仕方ない。 (ページ2)

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『プロローグだってさ～』「こんな調子で大丈夫なのか？」ページ2

私は死なない。

撃たれても、刺されても、溺れても、焼かれても、毒もられても、殴られても、首斬られても...

死なない。

人生と呼ぶにはあまりに長い時間を持っている。だから、人よりもできることが多い。

体術とか、勉強とか、個性だって長いこと使っていれば色々とできる。

でも、分からないことがある。それは長い暮らしの中で私が忘れてしまったこと。

熱意、やる気、覇気、執着...

大体のことがまぁいいかで終わってしまう。流してしまう。つまらない毎日を自分で作って、自分が退屈になる...

『まぁ何100年も生きてるんだからこんな性格になってもしょうがないか。』

これから先の未来で、私が何か面白いことに巻き込まれることをどっかの誰かに期待しています。

「他人任せかよ。」

「Hey！俺が盛り上げてやってるだろ！？」

『マイクは...なんか違う』

「シヴィー！！」

あーでも疲れるのは嫌だな～程々の刺激でいいんだ。こう、波乱万丈学園モノ！みたいなのはいらないかなぁ

「おい、こういうのフラグって言うらしいぞ。」

『まじか、フラグか...え、本当に学園モノだったり？こう、俺は変わる！みたいな？もう誰も傷つけない！みたいな？』

「何で学園モノっつたらそれが出てくるんだ？」

「いいね！熱くいこうぜ！！」

えーやだやだやだ、むりむりむり、そういうのは私の担当じゃないよ。私はひっそりヒーローして、誰にも知られず生きてくの。ねぇ、本当に無理だからね。期待しないでね。

そういう訳にもいかず、物語は進む。果たしてこの主人公に主人公が務まるのか？やって行けるのか？ご期待あれ。

『本当に無理だから。』