［109］エンジェルナンバー ページ17
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▽ 主side ▽
｢ボゲェ！日向ボゲェ！｣
合宿4日目の朝。
そんな飛雄の声で、目が覚めた。
てか朝からうるさっ。今日も先輩達より早起きしてランニングに行く予定じゃなかったっけ、と思いつつ薄らと目を開けると。
何故か飛雄に叩き起されて涙目の翔陽が居た。
何やってんの、この人達。
｢いってぇ！なんなんだよお前！｣
｢ボゲェ！お前がAとくっ付いてるからだろうが！寝込み襲おうとしてんじゃねぇ！｣
｢は！？はぁ！？してねぇよ、バーカ！｣
…ホント何言い合ってんの、この人達。
と思いつつゴシゴシと目を擦りながら、上体を起こす。
多分そろそろ、澤村さんが飛び起きて怒声が飛ぶな。
｢このっ、ボゲェ！日向ボゲェ！｣
｢ボケって言う方がボケなんだよ！影山くん！｣
｢お前らっ！うるっさぁぁぁい！｣
ほれ見たことか。
＊
その日のお昼時。
清水先輩から、音駒戦で使うユニフォームを配られた。
僕は、1番下の13番。
本当はコーチから10番を渡す、と前もって言われていたのだが断っておいた。
だって。
｢�狆�さな巨人�瓩�全国出た時の番号、１０だったぞ｣
と、澤村さんが翔陽に言っているのを横目に見る。
キラキラと目を輝かせて、とっても嬉しそうな顔。
そんな顔を見られるなら、僕は別に何番でもいい。
｢ほんとお人好し｣
なんて、蛍の声が聞こえた。
｢何でAが一番下なんだよ｣
飛雄君は、お気に召さなかったらしいが。
背番号なんて正直何番でもいいのに。
んーっと、飛雄を落ち着ける理由を考える。
｢でも�爍隠貝瓩辰謄┘鵐献Д襯淵鵐弌爾辰討いΔ蕕靴い�｣
と言えば、飛雄の瞳がキラリと光った。
単純だなぁ、と思わず微笑んでしまう。
｢な、何だ、エンジェルナンバーって｣
｢んー、僕も詳しくは知らないけど。
13っていう数字は『あなたの人生でいくつかの激動や変化が起こるかもしれない』っていう、天使からのメッセージが含まれているとか｣
飛雄はそんな言葉に首を傾げる。
流石に飛雄には難し過ぎたか。
｢まあ、兎に角何かいい事が起きるかもしれないっていうお知らせみたいなものだよ｣
｢…おぉっ!!｣
より噛み砕いて伝えると、何とか理解した様だ。
まあ僕も昨日ちょっと調べただけに過ぎないから、本当によく知らないんだけどね。
でもまあ、飛雄がそれで納得したなら何でもいいさ。
｢Aにはかなわないな｣
｢なぁ〜｣
僕らを見て微笑む主将、副主将はまるで両親のようだった。
.
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ゆん(プロフ) - おもしろくてすぐに読み終わりました(о´∀`о)続きが気になります😃更新頑張って下さい(*´∇｀*) (2022年7月6日 12時) (
レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
naonao(プロフ) - 更新待ってます！！！ (2021年10月29日 14時) (レス) @page37 id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
MiSo(プロフ) - 続き楽しみにしています！！更新停止中ですが、再開したら無理せずに頑張ってください！応援しています！ (2020年7月12日 0時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
ミューナ(プロフ) - お気に入り登録が819になってる…！ (2020年5月4日 8時) (レス) id: d5974347c1 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - 面白いです(*^^*)合宿の話とかすっごい気になります！更新頑張ってください、("⌒∇⌒") (2020年4月28日 15時) (レス) id: d570b5d827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒマリ | 作成日時：2020年4月27日 23時
