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1つは足を拭く用、
汚れたスカートの裾を拭く用らしい。
スカートも汚れてしまっていたことに
その時初めて気がついたから、
一気に恥ずかしさで
顔が熱くなってしまった。
紫「今日休みで良かった〜
靴乾くまで、ここにいな？」
「でも、迷惑じゃないですか？」
紫「女の子をそのまま返すなんて
俺にはできません、笑」
「じゃあ、お言葉に甘えて、
ありがとうございます、！」
紫耀さんは、
私の靴を
日当たりのいいところに持っていってくれて
置いてくれていた。
無言で、そんなことできるなんて
やっぱり大人だな、と
ちょっとだけ紫耀さんを
遠くに感じてしまった。
少しして、
いつも通り
花に話しかけながら水やりを始めた紫耀さん。
どこか近くに感じる
紫耀さんの華やかさに
見惚れてしまっていたとき、
紫「お手伝いさんなってくれる？」
「へっ？」
なんていうから、間抜けな声出しちゃった。
紫「ふは、
元気ないお花達、あつめてくれる？」
「あ、いいですよ、」
紫「あ、俺のサンダル履いてもいいよー」
「え、？」
紫「その黒のやつ履いてこっち来てー」
「あ、はい、」
足の小さめな私にとって
紫耀さんの靴はガパガパで
歩くだけで躓きそうになる。
不思議な足音をたてて
紫耀さんの元に行くと、
また、ふはっ、って笑ってくる。
紫「なんか3歳児に見えるね、笑」
「失礼ですよ？」
紫「じゃあ5歳？」
「そういう問題じゃないです！笑」
紫「ふは、ごめんごめん
もっとこっち、」
そう言って手招きをしてくるから
顔を近づける。
心臓の音が聞こえちゃいそうなほどの距離で
動きもロボットみたいになっちゃってる、
そんな私をよそに、
元気がなくなったお花は
こーやって摘んであげるんだよ、
このお花はここ、そのお花はそこ、
って花によって違う摘み方を
一生懸命教えてくれている。
ぼーっとしてしまう私に、
紫「おーい、Aさーーん」
って名前を呼んで
ドキッとさせてきたりもする。
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椿茜(プロフ) - 名前変換が出来ていないので、確認と訂正の方よろしくお願い致します。 (2021年3月3日 8時) (
レス) id: ffddcc42e3 (このIDを非表示/違反報告)
椿茜(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませていただいていたのですが、5月のページのところに出てくる奈々葉でしたっけ？誰ですか？ってなってしまいました。 (2021年3月3日 8時) (レス) id: ffddcc42e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺花 | 作成日時：2021年1月15日 20時
