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後ろからそれぞれ荷物を取り出し、3人とはここでお別れ。
私はこのまま家まで送って貰うけど、みんなを見送るために一度車を降りた。
大「高木運転ありがとな。とりあえず夏休み、また集まろうぜ。」
伊「連絡するー。」
楓「雄也、Aの事よろしく。」
「寝過ごさないように気を付けてね。」
高「じゃあ俺らも行くわ。またねー。」
大「………………気を付けてな。」
改札の中に入って行く3人と車に乗り込んだ私たち。
今日一日、すっごく楽しかった。
高「もう眠くないの?」
「おかげさまで。ごめんね、寝ちゃって。」
高「全然。寧ろ良いもの見れちゃったからねー。」
「良いもの?」
寝てる間に何かあったのだろうか。
赤信号で止まるとスマホを弄り、そこに一枚の画像を映し出し見せてきた。
「いつの間にっ、」
イヒヒ、と楽しそうに笑い運転を再開する。
寝てたから全然気付かなかったし、こんな状態になってるなんて知らなかった。
雄也くんのスマホの画面に映し出された写真には。
大ちゃんの肩に頭を乗せて寝ている私の姿と、
私の頭の上に大ちゃんが寄り添うように頭を乗せて寝ている姿。
高「バックミラーで見たら、そんな状態になってんだもん。思わず撮っちゃったよ。」
「……………これ。後で送って。」
高「はいはい。笑」
さっき目を開けた時に感じた若干の重みはこれだったんだ。
肩使っていいよって、頭を引き寄せてくれたのは何となく覚えてる。
大ちゃんはどうして寄り添うように寝たんだろう。
たまたま?それとも、意図的?
高「告んないの?」
「言わない。絶対フラれるもん…。」
高「でもナシではないよ、多分。」
「なんでよ。」
高「俺とAが2人でいると、機嫌悪くなんのお前知らないっしょ。」
行きの車だってさー、って笑いながら話し始めた。
知らないよ、そんなの。
前に雄也くんと仲良くしてるの嫉妬するって言ってた事もあったけど、それは友達としてで。
決して好きだからとかでは、ないと思う。
高「帰りもちゃっかり隣に座らせちゃうし。」
「たまたまだよ、」
高「結構気にしてると思うんだけどなー。」
自信なんて全くないけど、雄也くんに言われたらそうなのかなって思っちゃうじゃん。
少しは特別って思ってくれてるのかなって。
今日の大ちゃんとは何だか距離が近くて、ドキッときゅんとする事ばかりで。
何度「好き」って言葉にしそうになったか。
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ここ(プロフ) - いくさん» いい所を持ってくんですよねえ、大ちゃんは。移行完了したので続きもぜひっ☆お待ちしてます! (2020年3月12日 20時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - ステキなタイミングで大ちゃん出てきた!!続きが楽しみです。 (2020年3月10日 19時) (レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - きっちょむさん» わーい!きっちょむさんがキュンキュンしてくれてるー!またモヤモヤもありますが、きゅんきゅんも待ってるので♪ (2020年2月16日 18時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - ここさーん!キュンキュンが止まらないですよー!!更新が楽しみです♪ (2020年2月16日 17時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - Suzunecoさん» 嬉しいですー!ありがとうございます♪気持ちが行ったり来たりで忙しいですよね(^_^*)また見に来てください♪ (2020年2月15日 16時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ここ | 作成日時:2020年1月18日 17時