29〈D〉 ページ29
.
.
閉園時間ギリギリまで遊んだ俺たち。
Aも俺の名前を自然と呼んでくれるようになったし、距離がかなり縮まったと思う。
4人で電車に乗り込み、今日の話をしながら帰路に着く。
「私、次降りるね。」
遥「そっか。乗り換えだもんね。」
Aだけ帰る方向が途中から違うため、先に降りてしまう。
明日また学校で会えるけど、もう少しだけ一緒にいたい。どうしよう、考えている内に電車は駅に着いてしまった。
「今日はありがとう。楽しかった!また明日学校でね。」
光「気をつけて帰れよー。」
遥「また明日ね。」
大「……………………。」
何も言わない俺に少し不安げな顔をしたA。
ひかと遥香も不思議そうな顔をしてる。
その時、発車のベルが鳴った。
思い立ったら行動するべし。
「え!」
光「大ちゃん!?」
乗っていた電車から降り、Aの前に立った。
電車の中ではびっくり顔の2人。
でもすぐにニヤッと笑い、ばいばーいと手を振ってきた。
「ど、どうしたの!?電車、行っちゃったよ?」
大「遅いし、送ってく。」
「でもそれじゃ、大貴くんが帰るのが遅くなっちゃう。」
大「俺の事はいいから。そのー、さ。Aともう少し話したいなって思ったんだけど。送ってってもいい?」
遠回しに言ったって仕方ない。
素直に思った事を伝えると、顔を紅く染めながら頷いてくれた。
それから次の電車に乗り換える。
大「楽しかった?」
「すっごく!」
大「お化け屋敷、嫌じゃなかった?」
「嫌じゃなかった、よ?」
大「ん。そっか。」
俺の問いには、手繋いだのって意味も入ってるんだけど、その回答は都合の良いように捉えてもいい?
振り払われなかったし、嫌ではなかった事は確か。
「実行委員、大変だったけど楽しかった!大貴くんとも仲良くなれたし。やって良かったなって。」
大「俺も楽しかったし、仲良くなれてすげー嬉しいよ。」
それから色んな話をした。
体育祭の事、今日の事、学校の事。
だから。
ちょっと前に耳にした事を聞いてみる事にしたんだ。
大「これ聞かれたくない事だったら、本当ごめんなんだけど。嫌だったら答えなくていいよ?」
「なに?」
大「王子…、中島と付き合ってたって本当?」
「…………………本当。」
1377人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかね - ここさん» やっと付き合いましたね。最高です!移行してからも頑張って下さい。応援してます。後、ひかとはるかちゃんも付き合って欲しいです。それで…ダブルデートをするっていう話が見たい… (2019年8月21日 18時) (レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - あかねさん» それなら良かったです (*^^*)光くんと遥香ちゃん、どうしましょうかねぇ。その辺も楽しみにして頂けると嬉しいです♪ (2019年8月21日 17時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - ここさん» 全然イケメンに書けてますよ!安心してください!付き合うとこですね?楽しみにしてます。頑張ってください!後、ひかとはるかちゃん?は付き合わないんですか? (2019年8月19日 19時) (レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - あかねさん» ありがとうございます!大貴くん、イケメンに書けてますか(*´ω`*)?いよいよお付き合いが始まるので、キュンキュンして貰えるように頑張ります! (2019年8月18日 22時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - ここさん» ありがとうございます。楽しみますね。っていうか、この作品最高すぎてヤバいです!大ちゃんが…もう、イケメン!これからも頑張ってください (2019年8月8日 18時) (レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ここ | 作成日時:2019年7月13日 16時