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藍沢side
ふと気づくと全然知らない場所に何も持たずに立っていて
困っていたら藤川と冴島が見つけてくれてそのまま車に同乗して一緒に翔北へ戻った。
……なぜあんな縁もゆかりもない場所に…
……そもそもあの場所に行きつくまでの記憶がない…
記憶がないのはあの場所に行きつくまでじゃなくて朝起きてからご飯に何を食べたのかも覚えてなくて今日一日所々記憶のないことがある。
記憶喪失ではなさそうだし……
そんなことを考えてると何も手につかず、ボーッとしていると白石たちに声を掛けられた。
そこには白石、緋山、藤川、冴島だけではなく精神科の二宮先生もいた。
藍沢「…何の用だ？」
いきなり呼び出されていつもと違う雰囲気につつまれた輪にそう投げかける。
すると先陣を切って藤川が話し出した。
話を聞くと俺は解離性同一性障害を患っているという。
「解離性同一性障害」そう聞いていつの日か読んだ医学書を思い出した。
確かに解離性同一性障害、通称多重人格なら今までの所々記憶がなかったり、いつの間にかよくわからない場所にいたりというのは説明がつく。
しばらく沈黙がつづくと
藤川「最近なんかあったか？」
考え混んでいたため俯き気味だった俺の顔を覗き込んで目線を合わせてそう聞いてくる藤川。
俯いていた視線を戻すとそこには心配そうないつも笑ってる顔からは考えられない心配そうな顔をした4人がいて二宮先生は何かを悟ったように部屋から静かに出て行った。
白石「言いたくなかったら言わなくていいの。でももし迷惑かけるかも…なんて理由で迷ってるならそんなことはないから。どんな些細な事でもいいの。私たちは藍沢先生が困ってるならどんなに小さいことでも力になりたい」
まっすぐに見つめられて白石にそう言われた。
何かを見透かされたように……
話したら楽になる。
そうわかってたけど葬式が怖いなんて言えなくて……
でも今ならいったら全部受け止めてくれる気がした。
___________
緋山side
少しずつ、時々言葉に詰まりながらも藍沢が話してくれた内容はやっぱりお葬式が関係していた。
亡くなった患者さんのお葬式に行った時、棺桶に入った遺体をみて幼いころのお母さんのことがフラッシュバックしてきて怖くなったらしい。
遺書やお母さんが亡くなってからの事。
年月をかけてやっと少しずつ解消してきていたお母さんの死に対してのトラウマがよみがえったらしい。
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明日香 - RULIさん» わかりました。コメントありがとうございます。なるべく希望に沿えるよう頑張って書かせていただきます。これからもよろしくお願いします！ (2019年5月28日 21時) (
レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
RULI - 遅くなってすみません。雪村先生がいいです！ (2019年5月25日 9時) (レス) id: 8fa7ebfbfe (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 愛美さん» 感想ありがとうございます！楽しんでいただけたなら嬉しいです。これからも更新頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2019年5月19日 18時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
愛美 - リクエストした藍沢先生が甘えるお話を書いてくださりありがとうございます！！読みながら想像して悶えてました笑 これからも楽しみにしてます！！ (2019年5月19日 16時) (レス) id: 9661795347 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - RULIさん» お返事ありがとうございます！黒田先生か白石先生ですね！頑張って書かせていただきます。誰かを庇うとのことでリクエストをいただいていたのですが、誰を庇うとか指定はありますか？ (2019年5月18日 21時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
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