藍沢先生が体調不良6(リクエストOK)

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藍沢side


俺は救命の医局から出て脳外の医局に移動した。

自分の席に着こうとしたが後ろから新海に声を掛けられた。


新海「藍沢！今朝西条先生から連絡があっただろ？あのカルテ書き終わったか？」


藍沢「？」


新海「○○さんのカルテだよ」


藍沢「そんな連絡を貰った覚えはない」


新海「え？西条先生は藍沢に連絡したって言ってたぞ」


藍沢「？」


新海「お前寝ぼけてたのか？」


藍沢「そんなことはないと思うが……」


新海「とりあえず○○さんのカルテ、今日中に西条先生に提出しろよ」


藍沢「わかった……」



そう言って新海の言う○○さんのカルテを書き始めたが新海の言っていたことが気になる。


今朝西条先生に連絡を貰った覚えはない……


不思議に思って使用の携帯、業務用の呼び出しＰＨＳの履歴を見るとどちらにも朝７時頃に連絡が来ていた。



俺が覚えていなかっただけか……？



でも今朝の事だ。

覚えてないなんておかしい……



それに今日の朝の事が西条先生の連絡だけではなくまったく思い出せない。


今日の朝ご飯、どうやって病院に来たのか……


朝、藤川たちに挨拶を返した記憶もない……



なんなんだ………？

__________

新海side


藍沢が西条先生に頼まれていたはずんカルテを書いていなかった。

「今朝連絡があっただろ？」そういったら本人は不思議そうな顔をしていてＰＨＳと携帯の履歴を見て驚いていた。


今朝あったことを覚えていないのか……？


変だな…なんて思っていたらすぐにオペの時間。

今日のオペは藍沢と一緒に執刀することになっていて先週も同じ症例の手術を藍沢と執刀した。



新海「藍沢は？」


ナース「まだ来ていません」



手術室について手を洗って術衣を身に着けたりしていたけど一向に藍沢が現れず近くのナースに藍沢が来ていないか確認したがまだらしい。


忙しいのか……？



いくら忙しいとはいえ藍沢はかなり時間に忠実だ。

まだオペの30分前で遅刻という訳ではないがいつも早くスタンバイしている藍沢にしては珍しい。



色々考えていると5分くらい経っただろうかというところで藍沢が術衣を着て入って来た。



それから麻酔をかけて患者のバイタルをチェックして手術を開始した……が

藍沢の動きが不自然……


新海「藍沢…？」


藍沢「…はい！？」


いつもなら「なんだ？」とか落ち着いた返事が返ってくるのに妙に焦った様子の藍沢。


新海「どうした？」


藍沢「これってなんですか……？」

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