episode*42 ページ50
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レイン先輩とヒナノ先輩は
一進一退の攻防を続けた。
攻撃を仕掛けては避け、
避けてはすぐ攻撃に転じる。
数十分もの間、戦闘は続いたが、
今まさに決着は着こうとしていた。
ー彼の勝利によって。
「噴水(ファウンテン)」
レイン先輩が、水系初級魔法�猜�水(ファウンテン)�瓩鯣�動した。
ヒナノ先輩を吹き飛ばす勢いで、
水が地面から噴き出した。
「遅いわぁ」
なんなく避けるヒナノ先輩。
長い戦闘のせいか、息は荒い。
バシャン！
バシャン！
バシャン！
レイン先輩は何度もファウンテンを放つ。
室内に水が溢れかえる。
ヒナノ先輩は物凄い反応速度で、
ファウンテンを避け続けた。
「シツコい。はあ、はあ」
「貴女がね。
…そろそろ終わらせましょう。
洪水(フラッド)」
「フラッド…！？
…くっ！！」
噴水(ファウンテン)により室内に溜まった水が、�猖陳キ瓩靴討い�。
__コンボだ。
水系初級魔法・洪水(フラッド)は、
その場にある水を、増幅させる。
つまり、水がないと使えないが、
水があれば大きな威力となる。
レイン先輩はファウンテンで室内に水を満たし、フラッドでそれを数十倍の量に変えた。
それは、生徒会室の天井まで水が届くほど。
『い、息が…』
「大丈夫だ。この水は、術者と、術者が味方と意識している者にとって空気と変わらない。」
ティザ先輩が私に初級治療魔法を施しながら説明してくれた。
スー、ハー。
…本当だ。息できる。
「ぐ…う…」
ヒナノ先輩だけが、口元を抑えて苦しそうに呻いていた。
そして、ついに耐えられなくなって、口から空気の泡を出した。
「ヒナノ…貴女には聞かなくてはいけないことがたくさんある。だから、ここでは殺さないでおきましょう」
無表情にレイン先輩が魔法を解いた。
すると、水が光の粒となって消えた。
ヒナノ先輩が、床にふらりと倒れる。
その目は虚ろだ。
レイン先輩にいつもの微笑みはない。
しかし、それは�狢莪豌�子�瓩燭襪冒蟇�しい、
凛々しい立ち姿だった。
私の心臓が、ドキンンキンと早鐘を打っているのは、緊張のせいか、それとも…。
「くそ…くそ…」
ヒナノ先輩が弱弱しく言っている。
『……ヒナノ先輩』
私はそんなヒナノ先輩に近寄った。
彼女は私を恨めし気に睨んでいた。
▽▽▽
高等部編のうちに新キャラ(敵)が現れます
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むっふぃ〜(プロフ) - ユーホニア大森林が来た時点で私は確信してしまった．．．この作者なら仲良くできｒ(((とても面白いです！これからも更新頑張ってください！！ (2018年9月9日 16時) (
レス) id: 3afe744d97 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - 初音さん» 本当ですね(;ﾟДﾟ) ご報告感謝です (2017年9月2日 20時) (レス) id: ab31b519ce (このIDを非表示/違反報告)
初音 - 28の、「76時間耐久激痛」のとこ、丸3日間なら「72時間耐久激痛」ですよ！ (2017年8月14日 23時) (レス) id: c5530373f4 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - のんいろ。(レオンさん» コメントありがとうございます。お察しの通りです（笑）ぼちぼちですが更新頑張ります(*'ω'*) (2017年3月1日 19時) (レス) id: 19bb651143 (このIDを非表示/違反報告)
のんいろ。(レオン(プロフ) - クラ…サクッス…ユーホニア…あっ(ストーリーが私の好みすぎて続きが気になってしかたないです…！更新頑張ってください！！ (2017年2月20日 17時) (レス) id: 98639aa88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漆黒の羽 | 作成日時：2015年12月18日 18時
