episode*26 ページ30
．
「いきなり来てしまってすみません」
『いえ…しかしどうして』
「貴方と個人的に仲良くなりたくて。
今日の放課後、生徒会室で、二人でお話ししませんか？」
『えっ…』
二人でお話し？
『なぜ俺なんかと』
「まあ、仲良くなって、あわよくば生徒会に入っていただければなぁ、なんて」
ちょっと笑いながら言う先輩に、意外とお茶目な所もあるんだ、と思う。
でも、なんでそんなに生徒会に入れたがるんだろう。
そんな疑問が伝わったのか、レイン先輩は真面目な顔で話し始めた。
「貴方の魔法師としての才能…それは魔力の�犲銑瓠�初級魔法であれほどの威力を出せる人は、そうそういません。貴方はきっと、これからも際限なく強くなる」
魔力の質…そんな言葉初めて聞いた。
「一年生にしてその魔法師としての才能、そしてカリスマ…。あなたはきっと、大きな影響力を持つ存在になるでしょう。もしかしたら、生徒会よりも大きな存在に…」
…私はそんなに凄い存在じゃないんだけど…特にカリスマなんて無い。
「この個性溢れる魔法大学の秩序を守るため…生徒会に入っていただけませんか？」
レイン先輩の真髄な瞳に心が揺らぐ。
あんな意味分からない神ヤロウの言う通りにするより、この素晴らしい生徒会長に従いたい。
…どうしよう。
『…分かりました。放課後ですね』
私は、自分の意思に従おう。
***
レイン先輩は自分の教室に帰っていった。
「A様、先ほどの方は一体…」
シュリが難しい顔で話しかけてきた。
『生徒会長のレイン先輩。生徒会の勧誘に来た』
「…そうですか。」
シュリはなんだか浮かない顔だ。
『どうかした？』
「いえ、あの男から…
邪悪な気配がしたものですから」
『邪悪な気配…？』
「あれに近付くときは、お気を付けください」
『…わかった』
シュリが言うなら、本気なんだろう。
レイン先輩…
そんな悪い人には見えなかったけど__
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むっふぃ〜(プロフ) - ユーホニア大森林が来た時点で私は確信してしまった．．．この作者なら仲良くできｒ(((とても面白いです！これからも更新頑張ってください！！ (2018年9月9日 16時) (
レス) id: 3afe744d97 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - 初音さん» 本当ですね(;ﾟДﾟ) ご報告感謝です (2017年9月2日 20時) (レス) id: ab31b519ce (このIDを非表示/違反報告)
初音 - 28の、「76時間耐久激痛」のとこ、丸3日間なら「72時間耐久激痛」ですよ！ (2017年8月14日 23時) (レス) id: c5530373f4 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - のんいろ。(レオンさん» コメントありがとうございます。お察しの通りです（笑）ぼちぼちですが更新頑張ります(*'ω'*) (2017年3月1日 19時) (レス) id: 19bb651143 (このIDを非表示/違反報告)
のんいろ。(レオン(プロフ) - クラ…サクッス…ユーホニア…あっ(ストーリーが私の好みすぎて続きが気になってしかたないです…！更新頑張ってください！！ (2017年2月20日 17時) (レス) id: 98639aa88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漆黒の羽 | 作成日時：2015年12月18日 18時
