【名前変換ｵﾘｼﾞﾅﾙ】ニート少女が魔王に転生して恋して、本気で幸せをぶんどりにいく

episode*23 ページ27

Aside
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実力検査以来、みんなの私への対応がおかしい。


なんだかみんなと目が合わない。


目が合っても、サッと逸らされてしまう。


廊下を歩いていてもチラチラ見られたり、女の子にちょっと悲鳴あげられたり…


何かヘマでもやらかしたのかな…


精神年齢三十路ニートのライフはもうゼロです。




『ハァ…』


「A様、何かお困りごとでも！？」




休み時間に席で一人ため息をつくと、シュリが凄い剣幕で走ってきた。


いきなりのシュリの高速移動にクラスのみんなは唖然とした。


…アルディア家長女よ、それで良いのか。
その、私が言うのもなんだけど、もっとお淑やかにするべきじゃないかな…




『ううん、大丈夫…ハァ』


「私では、お役に立てませんか…？」




ウルウルと私を見てくるシュリ。


犬みたいですごく可愛いけど、なんでこんなにシュリからの好感度上がってるんだろう？？




『シュリ、本当に大丈夫。それより、シュリはわた、…俺をどうしてそんなに慕ってくれるんだ？』




…危ない。私 じゃなくて 俺 だ。今は。




「そんなの決まってるじゃないですか！A様が強くて美しくて優しい素敵なお方だからです！」




…めちゃくちゃまっすぐな目で見つめながら言われたら謙遜するのもはばかられる。


私、そんな大層な人間じゃないはずなんだけど…うーん。


そうして私が微妙な顔をしていると、シュリが言葉を続けた。




「A様と戦った日…失礼ながら、わたしはあなたを舐めていました…。わたしは同年代の子たちなら負け無しだったから…。というか、同年代の子たちはみんな、わたしに勝てっこないって、いつも諦めてしまうんです。」




でも、とシュリは意思のこもった顔をした。




「A様は、そんなわたしに全力で戦ってくれた。大きな傷を負っても、諦めないでいてくれました…！

それに、わたしは、あなたに痛い思いをさせたのに、A様は最後、剣を振り下ろさなかった…

あのとき、優しくて強いあなたに、ずっとお仕えしたいと思いました！」




その目はとても、嘘をいっているようには見えなかった。

…少し大げさな感じもするけれど、こんなにも慕ってもらえるの初めてだ。




『シュリ、ありがとう…
俺もシュリとずっと一緒にいたい』


「A様…っ！」




ずっと友達でいようね！









クラスの皆「(プロポーズ！？)」








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