episode*21 ページ25
*
．
.
「A様、もうお体は大丈夫ですか…？」
『大丈夫だよ。もう実力検査から2日も経ったのに、シュリは心配しすぎ』
「だ、だって、わたしのせいで…わたしのせいでA様がぁぁ」
『…気にしなくていい良いって言ってるのに』
第一回中等部実力検査は、2日前に無事終わった。
優勝は現生徒会長のレインとやららしい。
ちなみに私は途中で大会を抜けたので大した成績は残せていない。
貧血で倒れて白い空間でカミヤの�爐�願い�瓩鯤垢い燭△函¬椶�覚めた私は医務室のベッドに寝ていた。
医療班という治療魔法のスペシャリスト達のお蔭で、背中には傷跡一つ残っていない。
ちなみに、私があの空間にいる間は、ずっと医務室で眠っていたらしい。あの空間は、精神世界のようなものなのかな。
あと、シュリと私は同じクラスだった。
今ではとても仲のいい、中等部唯一の友達だ。
もう一度言おう、�猴０讚瓩陵�達だ。
そう…唯一…。
入学式から3日たったけど
友達が一人だけです…
．
***
ガラッ
教室のドアを開けて、シュリと一緒に中に入る。
すると、ざわついていたクラスの子達が一斉に静かになった。
「ご機嫌よう、皆さん」
なんだか重い空気に構わず、シュリが前に出て挨拶した。
ご、ごきげんよう？？
…すごい。さすが貴族…あ、私もか。
「「「…おおおおはようございます！！シュリ様！！！！」」」
クラスのみんなが大慌てでシュリに挨拶する。
アルディア家についてはシュリに聞いたので、このクラスのみんなの反応も納得だ。
…私も挨拶でもして友達を作らねば…
『…おはよう』
緊張しながら声を絞り出す。
…馬鹿だ自分。
もっと明るく挨拶しないと返しにくいじゃないか。
ほら、みんなこっちを凝視して固まって…
「「「A様も！！おはようございます！！！！！」」」
『…ぇ』
勢いよく返された。
…というか、なぜ私まで様付け？
まさか、新手の嫌がらせ？
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 288人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むっふぃ〜(プロフ) - ユーホニア大森林が来た時点で私は確信してしまった．．．この作者なら仲良くできｒ(((とても面白いです！これからも更新頑張ってください！！ (2018年9月9日 16時) (
レス) id: 3afe744d97 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - 初音さん» 本当ですね(;ﾟДﾟ) ご報告感謝です (2017年9月2日 20時) (レス) id: ab31b519ce (このIDを非表示/違反報告)
初音 - 28の、「76時間耐久激痛」のとこ、丸3日間なら「72時間耐久激痛」ですよ！ (2017年8月14日 23時) (レス) id: c5530373f4 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - のんいろ。(レオンさん» コメントありがとうございます。お察しの通りです（笑）ぼちぼちですが更新頑張ります(*'ω'*) (2017年3月1日 19時) (レス) id: 19bb651143 (このIDを非表示/違反報告)
のんいろ。(レオン(プロフ) - クラ…サクッス…ユーホニア…あっ(ストーリーが私の好みすぎて続きが気になってしかたないです…！更新頑張ってください！！ (2017年2月20日 17時) (レス) id: 98639aa88e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：漆黒の羽 | 作成日時：2015年12月18日 18時
