episode*9 ページ12
＊
「全くもう！Aはもっと魔姫としての自覚を持ちなさい！」
『ゴメンナサイ…』
「魔物と気を失うまで戦う姫など貴女の他にいないわよ？！」
『おっしゃる通りで…』
私は現在、こわぁいお母様に怒られています。
．
…あの後。
森で力尽きた私とシンを見つけたのは、偶然森を通った、お母様だった。
お母様は、私たちを、この城(我が家)まで送ってくれたらしい。
しかし、目を覚ました眠気目の私に、お母様は、容赦なくお説教をし始めた。←今ココ！
私は今、我が家の居間にて、両親二人(この国のナンバー1とナンバー2)に囲まれている…
「まあまあ、その辺にしておかないかソフィア」
お父様が助け船を出してくれた。おお、これが魔王の寛大さ…！
「バリフ！貴方は黙ってなさい！！あなたはAに甘い！！！」
「ぁ、うん…」
お父様は見事に玉砕した。お父様は尻尾を丸めた子犬みたいにしょぼんとしてしまった。
…お母様のソフィア・レーナルト。
魔王であるお父様すらも尻にしく鬼嫁である。
でも、私のことをいつも想ってくれるから、私はそんなお母様が大好きだ。
「A」
『うん…』
「以後、気をつけること」
『わかった…』
どうやら、説教は終わったようだ。
…私はそんなに悪くなかった気がしなくもない。ヒグーマとの戦闘は仕方なかった。
けど、危なかったのは確かだ。
もし、シンが居なかったら…私は死んでいたかもしれない。
とりあえず、森での練習はしばらく控えよう。
…あ。そういえば、シンはどこにいるんだろう
『あの、お母様。シン…白い髪の男の子はどうなったの…？』
「ああ、彼ならとっくに起きて、庭で剣の訓練をしているわ」
えっこの城にいるの？
『会いに行っても良い？』
「ええ、もちろん。…なかなか、かっこいい子ね？ふふ」
『…？』
お母様が意味深に笑ってくる。なんだろう。
…今はそれより、早くシンに会いに行こう。
助けてくれたお礼を言わなくては。
．
庭に来た。中央に噴水がある。
噴水とは遠い、何もないスペースに、シンは居た。
剣の練習のせいか、額から汗が、ツーと垂れている。
そんなシンに私は近付いて、声をかけた。
『シン』
「…魔姫様」
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むっふぃ〜(プロフ) - ユーホニア大森林が来た時点で私は確信してしまった．．．この作者なら仲良くできｒ(((とても面白いです！これからも更新頑張ってください！！ (2018年9月9日 16時) (
レス) id: 3afe744d97 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - 初音さん» 本当ですね(;ﾟДﾟ) ご報告感謝です (2017年9月2日 20時) (レス) id: ab31b519ce (このIDを非表示/違反報告)
初音 - 28の、「76時間耐久激痛」のとこ、丸3日間なら「72時間耐久激痛」ですよ！ (2017年8月14日 23時) (レス) id: c5530373f4 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - のんいろ。(レオンさん» コメントありがとうございます。お察しの通りです（笑）ぼちぼちですが更新頑張ります(*'ω'*) (2017年3月1日 19時) (レス) id: 19bb651143 (このIDを非表示/違反報告)
のんいろ。(レオン(プロフ) - クラ…サクッス…ユーホニア…あっ(ストーリーが私の好みすぎて続きが気になってしかたないです…！更新頑張ってください！！ (2017年2月20日 17時) (レス) id: 98639aa88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漆黒の羽 | 作成日時：2015年12月18日 18時
