♯ ページ46
薮side
マネ「あれ？山田さんは？」
集合時間ギリギリになってマネージャーが楽屋を訪れた。
大「来てないよ？あれ？一緒に来るんじゃなかったっけ？」
マネ「いや、エントランスで別れたんですよ。20分くらい前に」
20分も前に？
薮「俺電話してみます」
すぐに涼介に電話をかける。
しかし、コール音が続くだけだった。
またかけ直すかとケータイを耳から離そうとした時にコール音が消えた。
薮「涼介？」
『……』
薮「もうみんな集まってんぞ？」
『………やぶ…っ、ちゃ…』
薮「…涼介？」
何だか様子がおかしい涼介に、名前を呼んで数秒待ってみる。
『……たすけて…ッ』
絞り出したような声に思わず立ち上がる。
そんな俺に気づいた他のみんながケータイに顔を寄せたから、すぐにスピーカーに設定する。
『…ぅっ、うぇ…ッ、ん…』
知「涼介？どうしたの？何があったの？』
『す、すたっ……ん、が…おっおこッ…』
知「落ち着いて涼介、もう一回言って？」
薮「知念、その前に涼介迎えに行こう。
涼介今どこにいるの？」
『…ぉ、おおど、ぐっ…の倉庫』
薮「分かった。すぐ行くから待ってな？」
一先ず電話を切る。
伊「大泣きじゃん。ただ事じゃないよきっと」
薮「大勢で動くのもあれだし…BESTで行こう」
裕「俺も行きたいとこだけど…任せたよ兄貴組」
すぐに楽屋を出て、涼介が言っていた大道具の倉庫へ向かう。
薮「涼介ー？」
倉庫の中に入って名前を呼んでみる。
すると、奥の方から物が落ちる音がした。
そこへ向かうと、足を引き摺りながらフラフラと立ち上がろうとしている涼介の姿があった。
大「ちょ、おいっ。大丈夫かよ…」
涼「大ちゃ…っ、ぅぇえっん、」
子供みたいに泣き出した涼介は大ちゃんにしっかりと抱きついた。
よくみると、服は全体的に汚れていて。
袖を捲っている腕には痣があった。
薮「涼介…これ、どうした？」
涼「すっ、すたっふ…が、おっお、俺、俺のこと…ッ、きらい…ん、って……」
嗚咽混じりの説明に所々聞き取れなかった。
確実に分かるのは涼介は暴力をふられたってこと。
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ciaociao(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにお待ちしてますね。 (2020年6月1日 20時) (
レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ciaociaoさん» リクエストありがとうございます！私も小さいverまた書きたいと思っていたので下書き完成次第お話にぶっこもうと思います(*^_^*) (2020年6月1日 10時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
ciaociao(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。リクエスト、に入るのかわかりませんが、小さい涼介くんのお話また読みたいです。 (2020年5月27日 11時) (レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - paradeさん» リクエストありがとうございます！少々お時間頂きますが移行先の�イ能颪�せて頂きます！ (2020年5月26日 1時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
parade - リクエストよろしいでしょうかっ…？JUMP皆で海の撮影の際、山田くんが奥の方までスタッフさんに連れて行かれ、溺れてしまう感じのお話お願いできますでしょうかっ…？助け役は泳げる人数名でお願い致しますっ…！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2020年3月13日 19時
