♯ ページ44
伊「山田、目閉じよっか」
涼「はあっ…、はっ……ぃ…ちゃ、」
伊「タオル乗せるね」
俺の目にタオルが当てられ、視界が真っ暗になる。
視界が暗いまま、俺は誰かに持ち上げられた。
裕「楽屋で休もうね」
裕翔の声が耳元で聞こえた。
楽屋で休ませてもらって暫くすると呼吸が落ち着いてきた。
ソファに寝かせてもらっている俺は、目にあったタオルをどけた。
知「…大丈夫？」
涼「…………ごめん」
高「朝から体調悪かったもんな。過呼吸なってビックリしただろ？」
涼「…ん。気付いたらくるしかった、」
知「熱上がってきちゃったね。今日はもう帰ろ？」
涼「仕事…ごめん」
光「撮り溜めしてんのあるし大丈夫だってさ」
圭「マネージャーが車回してくれるって。みんなで帰ろっか」
.
その後の仕事はソロが続いて。
その最中でもこの間感じたような違和感が拭えず。
1つの仕事が終わるたびに汗をかいていた。
人と目を合わせると、何故だか息が上がる。
その為見出した解決策が、とにかく笑うことだった。
笑えば、目が細まって、たとえ視線が相手に向いていなくてもバレることはない。
そうやって騙し騙しやってきていた。
そんなこんなで久しぶりのJUMPの仕事。
内容はこの間の続き…いや撮り直しか。
あの日はみんなに迷惑をかけちゃったし、
今日は気合入れていかなきゃいけない。
マネ「もうすぐ着くよー」
涼「ね、もうみんな揃ってる？」
マネ「揃ってるってさ。山田さん待ちです」
涼「じゃあ急がなきゃだよね」
マネ「…あれ、何か僕に圧かけてる？」
マネージャーとならこんな感じに普通に話せるんだけどな。
知らない人とか、深く関わったことのない人だとどうしても緊張してしまう。
前はそんなこと無かったのに。
マネ「はい、着きましたよ」
涼「ありがとうございます」
マネ「僕ちょっと挨拶しなきゃいけないとこあるから先行ってて下さい。楽屋はいつものところ」
涼「あーい」
マネージャーと別れて1人廊下を進む。
「ちゃんとやっとけよ！！」
大道具が並ぶ部屋。
その中から野太く大きな声が聞こえてきた。
また誰か怒られてんのかな。
テレビ業界の中じゃそういった声が聞こえてくるのはもはや当たり前。
技術系のスタッフさんなんかは特に、安全第一でやっているからこそミスが許されない。
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ciaociao(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにお待ちしてますね。 (2020年6月1日 20時) (
レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ciaociaoさん» リクエストありがとうございます！私も小さいverまた書きたいと思っていたので下書き完成次第お話にぶっこもうと思います(*^_^*) (2020年6月1日 10時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
ciaociao(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。リクエスト、に入るのかわかりませんが、小さい涼介くんのお話また読みたいです。 (2020年5月27日 11時) (レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - paradeさん» リクエストありがとうございます！少々お時間頂きますが移行先の�イ能颪�せて頂きます！ (2020年5月26日 1時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
parade - リクエストよろしいでしょうかっ…？JUMP皆で海の撮影の際、山田くんが奥の方までスタッフさんに連れて行かれ、溺れてしまう感じのお話お願いできますでしょうかっ…？助け役は泳げる人数名でお願い致しますっ…！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2020年3月13日 19時
