♯ ページ41
涼「お疲れ様でしたー」
マネ「すみません、すぐ次の現場移動したいので5分後には動けるようにしてて下さい」
涼「分かった」
収録終わり、マネにそう指示される。
みんなは既に楽屋へ戻っていて。
俺は一番最後にスタジオを出た。
「邪魔」
涼「ぁっ……」
廊下で荷物を抱えたスタッフさんとすれ違う時に、聞こえた低い声。
それと同時に相手の肩と俺の肩がぶつかる。
「すみません」と言う間もなくスタッフさんは廊下を進んで行った。
涼「…痛った……」
あのスタッフ…思いっきりぶつけやがったな。
「邪魔」っていうのも明らか俺に向けて言ってきているみたいだし。
少し前から、そういった出来事が多くなった。
最初は偶然だと思っていたんだけど、
そのスタッフが影で俺について色々言っているのを聞いてしまって。
ああ、わざとなんだなって。
仕事柄、毎日いろんな人と関わる訳だから万人に受けたいだなんて思わないけど。
あからさまに態度に出されると、何だかヘコむ。
俺の私情を挟んで他のスタッフさんに迷惑をかけるのも嫌だし。
メンバーに言っても、解決するもんでもない。
それに、中学の時も似たような出来事があった。
その時はひたすら無視し続けていたら相手側も飽きちゃっていつの間にか無くなっていた。
きっと今回も無視しておけば、いずれ無くなるだろう。
そう思って、誰にも話していない。
大「山田ー！」
涼「っ！な、何？」
大「何ビックリしてんだよ(笑)。ちょっと聞きたい事あってさー」
涼「ごめんごめん。あー、何？」
考え事をしていた所為でか大ちゃんの声にビックリして、心臓が思いっきり跳ねた。
その余波でドクドクと鳴る胸を摩りながら大ちゃんの元へ向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 512人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ciaociao(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにお待ちしてますね。 (2020年6月1日 20時) (
レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ciaociaoさん» リクエストありがとうございます！私も小さいverまた書きたいと思っていたので下書き完成次第お話にぶっこもうと思います(*^_^*) (2020年6月1日 10時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
ciaociao(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています。リクエスト、に入るのかわかりませんが、小さい涼介くんのお話また読みたいです。 (2020年5月27日 11時) (レス) id: bf965fb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - paradeさん» リクエストありがとうございます！少々お時間頂きますが移行先の�イ能颪�せて頂きます！ (2020年5月26日 1時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
parade - リクエストよろしいでしょうかっ…？JUMP皆で海の撮影の際、山田くんが奥の方までスタッフさんに連れて行かれ、溺れてしまう感じのお話お願いできますでしょうかっ…？助け役は泳げる人数名でお願い致しますっ…！ (2020年5月19日 15時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2020年3月13日 19時
