♯ ページ10
「…け…」
よく鈍感だとか言われるけど、そんな事ないと思う。
分かってんだ。
何が正しくて何が悪いのか。
自分に起きた状況も。
その犯人が誰なのかも。
「…り…………け……っ」
分かっているのに、気づかないフリなんか絶対にしない。
ちゃんと訳を聞いて、話し合わなきゃ。
「涼介！！」
涼「っ………は、…ここ…」
目を開けると白い天井が映る。
そしてツンとした匂い。
視線をズラすとメンバーがいた。
伊「病院だよココは」
涼「…病、院？…そうだ俺、…」
大「連絡もらって駆けつけたらお前倒れてるし意識無いしで、大変だったんだぞ」
涼「……あ、仕事！ごめんっ…痛！」
勢い良く体を起こすと背中が酷く痛んだ。
高「大丈夫か？」
涼「…だい、じょうぶ。それより仕事…ごめん」
薮「延期になったよ。でも気にしなくていいよ。
スタッフさんも心配してた」
知「ていうか僕の心臓に悪いから、もう勝手に1人行動しないでね」
圭「今日はこのまま病院に残ってね。検査入院だって」
ベッドのリクライニングを起こし背中に枕を挟めてもらう。
痛みはまだ続いているが大分楽になった。
裕「やっぱり、階段から落ちたの？
先生が倒れ方や打撲箇所を見ると落ちたとしか思えないって」
涼「……うん」
光「足でも滑らした？家でも落ちてたもんな」
階段から落ちた、それは本当の事で。
でも不注意だとかそういうのでは無い。
俺が最後に見たのは……、
「失礼します」
入って来たのは白衣を来た医者。
何個か質問を答えて、診察を受ける。
「…診たところ問題はなさそうですね。
頭を打っているということなので明日、精密検査をしますね」
涼「はい。ありがとうございます」
「何かありましたらコール押して下さい」
先生が部屋を出て行き、またメンバーと俺だけの空間になった。
涼「…あの、」
薮「じゃあ涼介も目覚めたことだし。俺らも帰るか」
高「そうだな。明日また来るよ」
言おうと思った。
だけど、タイミングを逃してしまった。
…明日、言えばいいよね。
そう思って、これ以上口を開くことをやめた。
涼「みんな、今日は本当にありがとう。ごめんね」
圭「ゆっくり休んでね」
涼「うん」
みんなが帰ってしまう事に心細さを覚えるが、
グッと堪える。
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アイノア・リカ(プロフ) - いもさん» リクエストありがとうございます！少しお時間頂きますがお待ち下さい！(*^^*) (2020年3月14日 22時) (
レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - さくらさん» リクエストありがとうございます！少しお時間頂きますがよろしくおねがいします！(*^^*) (2020年3月14日 22時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ハニーさん» お久しぶりです！ありがとうございます！(*^^*)山田くんが仕掛人側のドッキリ面白そうですね！！絶対書きます！(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - おちびさん» リクエストありがとうございます！更新まで今暫くお待ち下さい(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - らんさん» リクエストありがとうございます！更新まで今暫くお待ちください(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2020年2月6日 14時
