♯ ページ44
大「大丈夫？」
涼「ん゛ー……」
大「座って寝た方がいいんじゃない？
また俺にもたれかかっていいからさ」
そう言うと山田は体を起こした。
空いたスペースに俺が座る。
俺的にはもたれかかっていいよって合図だったんだけど、山田は動かずにジッとしていた。
大「寝ないの？」
涼「…………だって、」
大「ん？」
涼「…俺、めんどくさいじゃん」
大「え？」
涼「…大ちゃん、俺のこと嫌い…？」
え？
顔を上げた山田の目はうるうるしていて。
あと一回でも瞬きをしたら涙が溢れそうだ。
大「どういうこと？いきなりどした？」
涼「だって、さっき大ちゃん“めんどくさい”って言った。
ごめんね…俺めんどくさくて、迷惑ばっかかけて。
迷惑かけちゃダメだって分かってんだけど、その…なんか、上手く感情をコントロール出来なくて、」
大「ちょいちょい！ストップ！
別に迷惑だとか思ってないから！」
涼「…ほんと？」
大「そりゃぁね？さっきはめんどくさいって思わず言っちゃったけど…それはゴメン。
でも迷惑だとか嫌いとか思ってないし。むしろ頼られるのは嬉しいし」
まさかさっき小声で呟いたのが聞かれてたなんて…。
確かにイラッとしたし、めんどくさいとも思ったけど。
でも嫌いとかでは無い。断じて無い。
大「お前は体調悪い時しか甘えてこないんだし、無理しなくていいんだよ。
存分に甘えろ！」
涼「大ちゃん俺のこと好き？」
大「おう！好き好き！」
涼「俺もすき」
照れ臭そうに笑った山田。
うんうん、そういう表情も可愛いよな。
光「お前らカップルかって」
高「有岡くんの言い訳が必死すぎるわ(笑)」
大「なんだよ！羨ましいか！」
光「威張られても…」
周りの冷やかしなんか気にしないし！
気持ちを素直に伝えるって大事なんだからな！！
光くんと高木と話していると、体がズシリと重くなった。
山田が、俺にもたれかかって目を閉じている。
大「……おやすみ」
ゆっくり寝ろよ。
fin.
リクエストありがとうございました！(by.リカ)
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アイノア・リカ(プロフ) - いもさん» リクエストありがとうございます！少しお時間頂きますがお待ち下さい！(*^^*) (2020年3月14日 22時) (
レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - さくらさん» リクエストありがとうございます！少しお時間頂きますがよろしくおねがいします！(*^^*) (2020年3月14日 22時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - ハニーさん» お久しぶりです！ありがとうございます！(*^^*)山田くんが仕掛人側のドッキリ面白そうですね！！絶対書きます！(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - おちびさん» リクエストありがとうございます！更新まで今暫くお待ち下さい(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - らんさん» リクエストありがとうございます！更新まで今暫くお待ちください(*^^*) (2020年3月9日 15時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2020年2月6日 14時
