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8 あなたの変化はすぐ気づく ページ8

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駅に着き、電車へと乗り込む。生憎、通勤ラッシュに巻き込まれ電車内の扉あたりで縮こまる。


私を守る様にセンラが立って、向かいあっている。センラがいる分、1人で戦った昨日よりかは幾分マシでほんとに助かる。


「佑月さん、香水つけてます?」

「...え?なんで?」

「何時もと匂いちゃうなぁーって思って。」

「うん、ちょっとだけつけてるけど、」



プシューという扉が閉まる音の次に電車が動き出して、乗客がグラりと揺れる。それと同時に私も体勢を崩してしまい、センラにもたれ掛かる。









「....ねぇ、ちょっと離して。」

「先にくっついて来たの佑月さんです。」

「公共の場なんだけど!」

「こんなに狭いんやから不自然ちゃうよ〜。」



体勢を直そうと、センラから離れようとするも、彼に抱きしめられていて動けない。訴えてもこの有様。









「んーまぁ、このぐらいでいいかな。」

「ちょっと何だったの...?」

「香水なんてつけて男寄ってきたら困るから、俺の匂いでかき消そうと思いまして。」

「...はぁ?」

「ごめんなさい。香水の意味無くなっちゃいました♡」

「はぁ!?」




私の耳に顔を寄せて、満足そうにニヤリと笑ってセンラはそう言う。どれだけ私の邪魔をしたいんだか。









「学校でこんな事すんの絶対やめてよ!」

「ん?今日の弁当?今日は佑月さんの好きなセンラ特製ハンバーグですよ〜」

「ねぇ、そんなこと言ってない!わかった!?」

「ん?俺のこと好き?もぉ〜急にデレんのやめてやぁ〜。俺も好きですよ♡」

「おい!都合悪くなると無視すんな!!」

「ハイハイ。あんまり関わりませんから、俺は見守ってます。」

「...はぁ、ほんとかなぁ。」









センラに呆れながらも、学校最寄りの駅に着いたので、2人揃って電車を降りてホームに足を着く。






会話の後センラが、「絶対他の男に取られんように邪魔したる」なんて呟いてたの何て私は知らずに_________

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設定タグ:センラ , 浦島坂田船 , 歌い手
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あるじゃん(プロフ) - あいさん» あいさんご無沙汰いたしております。暖かいコメントありがとうございます、嬉しい限りです泣 長らくお待たせいたしましたが、今後ともよろしくお願いいたします!更新頑張ります。 (2021年4月11日 13時) (レス) id: 2f7ed6fc05 (このIDを非表示/違反報告)
あい - おかえりなさい!!これからも更新頑張ってください! (2021年4月10日 18時) (レス) id: dad9695123 (このIDを非表示/違反報告)
みね - 更新、頑張って下さい!めっちゃ楽しみです!!! (2020年7月30日 23時) (レス) id: 2329b8e021 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - コメント失礼します…!!私が昔から読んでいた少女漫画と内容がそっくりで、めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2020年6月29日 7時) (レス) id: 29052aa6a9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 本当ですか…?良かったです…文才足りんと悩んでいたので… (2020年5月13日 21時) (レス) id: b5c026bc9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるじゃん | 作成日時:2019年11月25日 0時

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