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7 トンデモ障害な身内 ページ7

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「はぁー、もう帰ろ。」

「はい。」








「ほんとに学校通うつもりなの...」

「!」


私がそう言うと、彼は嬉しそうに笑って、もちろんって言った。





「もう俺、身も心も高校生ですから。」

センラは私の肩に腕を回して、私の顔を覗き込む。


「〜っ、オッサンが何言ってんの!」









_______________


「〜♪」

「おはよ、センラ。」

「おはようございます、お弁当張り切っちゃいましたわ〜。」

「え、重箱、、」



朝起きるとノリノリでお弁当を作るセンラ。まさかの重箱で、ビビる。


「今日から佑月さんと俺の学校生活が始まるので。」

「センラ......





絶対、学校で私に近づかないでね。」

「無理です。」

「いや、即答...」

「だって俺、佑月さんのボディーガードやもん。」

「無理!」

「早く食べないと遅刻しますよ〜」

「無視すんなよ!」




急ピッチで朝ごはんを食べ、支度を済ませる。保江高校の制服は比較的可愛くて好きなのだ。


この前買ったコロンつけてこ。


男だらけ、てゆうか男しか居ないこの家で育ってきた私は、お洒落だのメイクだの疎かった。けれど、最近はそういうのにも気を遣うようにしている。


やっぱり、彼氏居るのって可愛くて女子力高めな女の子だと思うから。



ついでに薄づきの色つきリップも塗って、センラの待つ玄関まで向かう。



「お待たせっ!」

「じゃあいこきましょか。」



庭の掃除をしていたウチの組の人にお辞儀をされ、「行ってらっしゃいませ!」と野太い声で言われる。

駅までは車なので、センラと後部座席に乗り込み、駅へと車を運転して頂く。




「さっきも言ったけど、私は普通に友達も恋人も作って青春したいの。クラスメイトに24のオッサンヤクザいるっていうトンデモ障害嫌なの!」

「あはは、まだ24の"お兄さん"ヤクザのことは気にしなくて良いですよ。

まぁ、男は全員シャットアウトしますけど。」



カチャっと音を立てて、拳銃と取り出して笑うセンラ。そんなの見つかっちゃたら、笑えたもんじゃない。


「ちょ、絶ッ対やめてよ!」

「そやなぁ、佑月さんが男はと関わらなければいいだけやん。」









何コイツこわい。(ガクブル)

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あるじゃん(プロフ) - あいさん» あいさんご無沙汰いたしております。暖かいコメントありがとうございます、嬉しい限りです泣 長らくお待たせいたしましたが、今後ともよろしくお願いいたします!更新頑張ります。 (2021年4月11日 13時) (レス) id: 2f7ed6fc05 (このIDを非表示/違反報告)
あい - おかえりなさい!!これからも更新頑張ってください! (2021年4月10日 18時) (レス) id: dad9695123 (このIDを非表示/違反報告)
みね - 更新、頑張って下さい!めっちゃ楽しみです!!! (2020年7月30日 23時) (レス) id: 2329b8e021 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬(プロフ) - コメント失礼します…!!私が昔から読んでいた少女漫画と内容がそっくりで、めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2020年6月29日 7時) (レス) id: 29052aa6a9 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 本当ですか…?良かったです…文才足りんと悩んでいたので… (2020年5月13日 21時) (レス) id: b5c026bc9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるじゃん | 作成日時:2019年11月25日 0時

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