番犬くんのセンラさん

2 片思いの相手がロクな人じゃない ページ2

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｢五十嵐組総出でパーティの準備するんで、楽しみにしててくださいね。｣

｢張り切りすぎだし、喜びすぎ。｣

｢そりゃそうですよ〜。佑月さんここまで育てたの俺のようなモンやしなぁ。｣

｢.....｣

｢あの頃はあんなちっこかったのになぁ。｣

｢...私だって何時までも子供じゃないもん。｣

｢ん？何て言いました、佑月さん？｣

｢別に。｣



いつまでもセンラには私が子供にしか見えていない。いつでもそうだった。初めて恋心を抱いたあの時から今までずっと。







｢それにしても保江高校なんて、遠いじゃないですか、何で此処にしたん？｣

｢此処から1時間ぐらいかかるじゃないか。｣


センラとおじいちゃんにそう言われる。私だって、出来ることなら近くの高校に通いたかった。けれど、態々この高校にしたのには意味がある。


｢ううん、わざと保江高校を選んだの。今までは、ウチを怖がってロクに友達も出来たことないし、彼氏もない。

でもこれからは普通の青春して、恋愛したいの！友達も彼氏も欲しいの！｣

｢.....｣

｢そうか、まぁ佑月が選んだのなら止めはしないぞ、頑張れよ。｣

｢うん、ありがとうおじいちゃん！｣

｢.....｣

｢センラ..?｣

｢....あぁ、俺も応援してますよ。頑張ってくださいね。｣

｢センラもありがとう。｣





そう、普通の恋愛をするの。
ヤクザに片思いをしていたって、明るい未来はないのだから。









かるーく人物紹介



五十嵐佑月


15歳
今年の春から晴れて高校生
青春、恋愛頑張るぞ
センラとは七歳からの仲
センラのことが好き、、って言う気持ちは忘れたい
最近、可愛く慣れるよう研究中、頑張ってる





折原センラ


24歳
まだまだピチピチ、五十嵐組若頭
佑月の事を妹？子供？のように可愛がっている
見た目ほんわか京都弁イケメン(見た目)
佑月セコム代表取締役
佑月絶対守るマン
最近、前より少し冷たくてちょっと辛い







五十嵐組の仲間たち


組長だいすき、お嬢だいすき
お嬢見守り隊
大きな屋敷で佑月や組長、若頭など皆で住んでる

3 波乱の要因が身内な件→←1 相応しいセッティング

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