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貴方side.
私はトボトボとアジトの廊下を歩く。
下へと降りる階段を見つけたけれど、
私は行く気にもなれず、行く宛もなくフラフラと行ったり来たり。
その時、ドンと軽く誰かにぶつかる。
私は意識がハッとしてその人物を見上げる。
この人は…
「シスロ…？」
シスロ「ん？ああ、お前さっきの…」
ぶつかった人はシスロ。
ドンみたいな性格でなんだか落ち着く。
でもさっき見た格好とは全く違う。
まるでこれから戦闘にいく。
そんな格好だった。
バーバラ「あ、あのボスのガールフレンド？」
「ガ、ガールフレンド！？違う違うよ！」
するとひょこっとシスロの後ろから顔をのぞかせたバーバラ。
衝撃な言葉を言うから私は驚いて首をブンブン横に振って否定する。
すごい大胆なこと言うんだなぁ…
でもバーバラはえ〜？とでも言うように首をかしげる。
「ふ、二人はどこに？」
私は話題を変えようと苦笑いしながら言った。
二人はそんな私にパッと顔色を変え笑顔になる。
シスロ「ちょっと見回りにな！
この辺りは森の囲まれて見えないが、
脳がない鬼がうじゃうじゃいるからそれの駆除だ」
そう言ってシスロはあるものを取り出した。
私はそれを見て思わず後ずさりをした。
それはヌンチャクのような武器。
鋭利な刃物が付いていて私は顔が真っ青になる。
その様子を見ていたバーバラは私を見て眉を寄せた。
この二人は強いんだと思う。
ノーマンだって二人を信用している。
でも…私は…
バーバラ「心配すんなって。
アタシは強いし絶対あんたを守ってみせる」
バーバラはそう言って私の手をギュッと握る。
私はそのおかげでハッとする。
バーバラの瞳は決意に満ち溢れてる。
私はその瞳を見てフッと微笑む。
みんなが笑える未来、か…
「ありがとう…」
暖かい。忘れかけてた。
人の手はこんなにも暖かい。
やっぱり私、間違ってるんだ。
鬼を殺したくないって。
私は、みんなが幸せならいい。
その未来が鬼を絶滅させる未来でも。
「帰って来たら、いろいろ話聞かせてくれる？」
私はそう言って微笑めば、シスロとバーバラは顔を見合わせた。
そしてニッと二人とも太陽みたいな笑顔で笑ってくれた。
「「もちろん！！」」
ああ、また失いたくないものが増えたなあ。
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白楊(プロフ) - 似たような内容の小説を読みました (3月27日 12時) (
レス) id: 9084a50d79 (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - あぁぁぁぁぁぁぁ…好きです…！！！ゆっくりでも更新していただけると嬉しいです…！！！気長に待ってます！！ (1月16日 17時) (レス) @page17 id: efeff932b9 (このIDを非表示/違反報告)
菜々美(プロフ) - 更新ありがとうございます！！待ってましたー！！！ (11月28日 16時) (レス) @page16 id: 8f4a0109ee (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 更新ありがとう御座います。度々読み返させて頂いていて毎回素敵な作品だと実感します。是からも応援しております！無理せず自身のペースで頑張って下さい！ (11月25日 22時) (レス) @page15 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
すーぱーぬこ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！！！ずっとこの神作品の更新を楽しみにしていました！すごくうれしいです、、、 (11月25日 21時) (レス) id: 772e354f53 (このIDを非表示/違反報告)
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