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ノーマンside.
ノーマン「…」
僕はヴィンセントとともにメモリーチップを全て見る。
これは1日で見れそうにないな…
僕はそう思いながらも目の前の情報に腕を組んだ。
その時、
バーバラ「ボス…？」
バーバラが遠慮がちに扉を開けた。
どうやらAの着替えが終わったみたいだ。
バーバラはそれを報告しにきたらしい。
僕はありがとうとお礼を言って椅子から立ち上がる。
ノーマン「少し部屋に戻って資料を取ってくるよ」
ヴィンセント「ああ、分かった」
僕はそう言って書斎から出た。
Aが着替えていたから入れなかったけど、
着替えた今なら大丈夫だろう。
僕は廊下を歩いて自室の扉を開けた。
お目当の資料は机にあった。
僕はそれに手を取り、ふとAの寝ているベットへ目を向けた。
そこには…
ノーマン「！…いない…！？」
空になったベット。
僕は思わず持っていた資料を落としてしまった。
だけれど今はそんなのどうでもいい。
Aが、いなくなった。
ノーマン「っ…！」
僕はそれに気づいて部屋を飛び出した。
一体どこに行ったんだ…！？
攫われた、わけではないよな…
ここはアジト。敵の手が及んでいるとは思わない。
じゃあAは自分の足で…
僕はそれに気づいて頭を掻いた。
昔からAはそういう所があるよなあ…
僕はフッと笑って階段を降りて行く。
きっと、遠くには行ってないはずだ。
近辺を探してみよう。
僕はそう思いいろいろと探し回ることにした。
まずはあそこへ行こう。
僕はなんとなくフラッと花畑の方へ行った。
もしかしたらAはあそこへいるんじゃないかと、
ただ予測した。
僕は階段を降りてそこへ向かう。
案の定花畑には人影が二人あった。
僕はそれを見て頬が緩んだ。
まったく…君は僕を焦らすね。
ザジ「あうあー…」
ザジはいち早く僕に気がついて立ち上がり僕に近づく。
ザジの紙袋の上からは花冠が乗っていた。
きっとAが作ったのだろう。
証拠にAの後ろ姿の頭にも花冠が乗っている。
ノーマン「やっと…会えたね」
僕がそういえばAは驚いたように後ろを振り返る。
光の差込が強いのか、影になってる僕の顔が見えないようだ。
僕は少しAに歩み寄る。
するとAの目は見開かれた。
どれほどこの光景を夢に見たんだろう。
君が生きてここにいる夢のような世界を。
でもあったんだ、そんな世界が。
「ノー、マン…？」
おかえり、A。
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菜々美(プロフ) - この作品良すぎて涙出てきたわありがとう作者、、、 (9月11日 23時) (
レス) @page43 id: 8f4a0109ee (このIDを非表示/違反報告)
７4 - 20ページのバイヨン卿視点のお話に出てくるレウウェス様、多分お名前間違えてるかと…。レウウィス様だったと思います…。このお話大好きです、まだ読んでる途中ですけど…めっちゃ好きです…！！ (2022年7月1日 11時) (レス) @page20 id: 104d8d46f2 (このIDを非表示/違反報告)
(^▽^)/ - とても面白かったです (2019年12月7日 14時) (レス) id: fe1c8c1f22 (このIDを非表示/違反報告)
消しかす(プロフ) - 雪さん» そう言ってもらえると嬉しいです！恋、かもしれませんね…！ (2019年4月13日 21時) (レス) id: 855de7cb2f (このIDを非表示/違反報告)
雪 - ああーー、、、この作品が好きすぎて胸がキュッって痛くなる、、、。これは、まさに、恋、、、？！ (2019年4月13日 1時) (レス) id: 63b96624ad (このIDを非表示/違反報告)
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