【約ネバ】抗え。この世界の運命に。2 (ページ6)

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第55話糸電話ページ6

ノーマンside

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ママ『また風邪ね…雪合戦はお預けよ。』

ノーマン『うん…』

エマ『ノーマンと遊べないの？』

ママ『風邪が治ってからね。だからいい？みんな。これからしばらく医務室には入っちゃダメよ。』

全員『はーい！』

ノーマン『…』

エマ『バーッ！』

ノーマン『エ…エマ！』

エマ『遊びに来たよ！』

ノーマン『どうして…入っちゃダメだって…』

エマ『だってノーマン、病気の度に一人ぼっちになっちゃうから。そんなの寂しいじゃない。』

ノーマン『えっ』

エマ『ノーマンの分も私が喋るから、お話ししよう！』

ノーマン『ダ…ダメだよ、病気が移っちゃう…』

エマ『移らないよ？私は風邪を引かないんだって！』

ママ『まぁ、エマ！いつの間に入って…あなたまで風邪を引いたらどうするの？』

エマ『私なら大丈夫だって、レイが…』

ママ『レイ？』

レイ『バカは風邪ひかないって本に…』

ママ『はぁ…
とにかく…ここにいてはいけないわ。もう医務室に近付いちゃダメよ。いい？エマ。』

エマ『はーい…｣

ノーマン『…』

A『お兄ちゃん！来たよー！』

ノーマン『うわぁ！』

A『はい、これあげる！』

ノーマン『…コップ？』

A『うん！レイに教わって作ったんだ──』

ママ『まぁ、Aまで！』

A『うっ！ママ…』

ママ『まったく…エマといい、Aといい、油断も隙もない。』

A『これでお話できるんだってー！』

エマ『もしもーし。ノーマン聞こえる？』

ノーマン『…うん、聞こえるよ。』

エマ『あっ！A！』

A『やったー！』

エマ『すごーい！これで外からでも話せるよ！やったー！』

レイ『そんな大声出してたら、糸電話なくても聞こえるだろ…』

エマ『あ、そっか…！あははは！』

A『お兄ちゃん！病気治ったら、いっぱい遊ぼうね！』

レイ『早く治せよ。お前がいねぇと、エマとAがうるさいんだよ。特にAがな。』

A『何よ、レイ！たった一人の家族なんだから、心配するのは当然でしょー！』

ノーマン『うん…ありがとうA、エマ、レイ。早く治すね。』

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